HDM ウルトラ超兵器 ウルトラ警備隊編 ウルトラホーク3号使用
今回はジオラマです!
テーマは『ウルトラホーク3号 発進だ!』です。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、ウルトラセブンに登場するウルトラ警備隊の秘密兵器。
その中でも1号に次いで人気の高い(2号では無く)3号は、滝の中に隠された射出口から発進をします。
そして深い谷間から飛び立ってゆくシーンを再現しました。
製作では、3号のディティールを極端に追求するのでは無く、大きさに合わせて(現物はノンスケール)
格好良く見栄えるように手を入れました。
その理由の一つに、3号の大きさがあります。実は・・・
上の画像からは分からないかもしれませんが、このウルトラホーク3号の大きさは、ナント手のひらサイズ、
つまり元は食玩のウルトラホーク3号なんです!!
食玩ならではの表面の粗さや、なんとなく物足りないシャープさ、明らかにしょぼく見えるパーティングライン
(成型時に金型の合わせ目に出来てしまう凸線)、いまいち存在感の足りない塗装など、これら全てをきっちり
と手間ひまかけることで、こんなにカッコイイ状態にまで仕上げることが出来ます。
塗装の下地から手を入れるため、全塗装し直す事はもちろん、デカールも全て新規に作りました。
どうです? 存在感のある格好良いウルトラホーク3号でしょう?
ジオラマは、その大きさや細部の出来具合が注目されがちですが、主役はあくまでも、そこに配置される作品です
から、それがしっかり出来ていないと、ジオラマ自体がしょぼくなってしまうので、全体をイメージして、その
情景に合いつつ見栄え良く仕上げるのがコツです。
とはいっても、ジオラマ自体がテキトーだと、折角の作品が憂いて見えるので、こちらもそれ以上に実際の情景や
資料を参考にして、徹底的に作り込んでいきます。
この3号が小さいとはいっても、不自然な情景にする訳にはいきません。
そのため、このジオラマの大きさはおよそ、W400 x D200 x H300(単位:mm)にもなります。
これでも決して大きくはないのですが、大き過ぎても駄目なんです。やはり最後に主役とのバランスを取っている
のは、ジオラマ自体なんです。
ともあれ、傑作の一つになった完成品です。じっくりとご覧下さい