RMモデルズ No.254,255 2016年10,11月号掲載作品
名鉄パノラマカー7000系 7001F最終編成
ホビダス HOゲージ プラスチックモデルキット製作
2ヶ月に渡り掲載させて頂きました、名鉄パノラマカーを遂にご紹介です!
日本で最も有名な私鉄車輛と言っても過言ではない、美しいフォルムとスカーレット色はいつ見ても色あせる事はありません。弊社でも幾度となく製作をさせて頂き、中には弊社ギャラリーにてご紹介しているモデルもあります。(カツミ製HOゲージ名鉄7000系はコチラから)
今回はホビダスから2016年に発売したプラキットを、トップナンバー7001が6両編成で活躍した最後の姿として製作します!
7001Fの最終編成は7000系の1次車と8次車にあたる7700系が混在する、複雑な形態をとっています。外見上での大まかな特徴としては屋根のクーラーと台車の形式が異なる所ですが、キットは1次車での製作を想定したパーツ構成ですのでこの辺りの部品は別売のもので揃えなければなりません。しかし製作当時はクーラーが売り切れており(同じ事を考えた方々が大勢いらっしゃったようですね)、数を揃える為にレジンで複製して対応しました。
本キットは専用の照明ユニット及びサウンドユニットが発売されており、通電させると懐かしのメロディーとともにライトが点灯する様になっています。7000系と言えば外のはしごも点灯するギミックが有名で、キットでも再現されているのですが・・・コストの関係か、1灯しか割り当てられておらずはしご全体に均一に光が届かない仕様になってしまっています。プリズムや光ファイバーでの明かりの分岐等考えましたが、最終的に超小型のLEDを増設してはしごのスリット一本一本全てに割り当てる方法に落ち着きました。専用の照明ユニットにハンダ付けすれば点灯する様になりますが、LED基盤は熱に弱く非常にシビアな加工になりますのでくれぐれも注意してください。
カラーは弊社謹製の名鉄スカーレット色を使用し、鮮やかなトーンを再現しました。ウレタンコートを施して研ぎ出すと、輝く程に美しいホディに仕上がります。複雑な曲面で構成された先頭車をもつ7000系だからこそ、ウレタンの光沢感が十二分に映えますね!
今回は弊社代表の並々ならぬ熱意により、本ギャラリーだけではとてもご紹介しきれない程に手が加えられています。
その他の細かな工程はRMモデルズ誌にて詳しく掲載されておりますので、是非ご覧下さい!