





エンドウ HOゲージ ブラス製キット製作
先行開発された近郊形電車111系の改善型として、既存の111系からの置き換えと新規製造が平行して進められた113系は、出力アップに伴い主制御器や主抵抗器を強化したモデルです。
1963年~1982年にかけて、およそ3000輛近い車輛が製造され、115系と共に全国を駆け抜けました。
JR東日本では2011年まで運用され、現在はJR西日本に活躍の場を絞りながらも現役で走っています。
耐寒仕様が施された115系も合わせて人気が高く、各地のイベント車輛の原型にもなっていたりしますね。
今回の作例では、JR東日本で使われていた最後の編成を再現すべく、JRマークの刻印を車体側面に入れています。
また本作例は鉄道模型誌RMモデルズ224号の別冊付録「プロに密着!16番ブラスキットの組立」にて参考作例として掲載された作品でもあります。
今回は組立てから塗装して完成までの一連を解説する為に製作しておりますので、製品の仕様を大きく超えた加工は施しておりません。今回ほどプレーンな作例はかえって珍しいかもしれません。
本解説にて、キサゲをリューターで行う行程を解説したところ、思いの外反響を頂きました。ワイヤブラシをセットしたリューターでキサゲを行うと、仕上げが格段に楽にかつ早くなります。
組み立てたらいよいよ塗装!
今回はグリーンマックス製の塗料を使用し、「3番 黄かん色」「13番 緑2号」をボディ色に、「6番ねずみ色1号」「35番ダークグレー」を屋根や床下の機器の塗り分けに使用しました。
黄かん色の様な黄色系は、きちんと撹拌しないと色の成分が沈殿して本来と異なる色になってしまうことがありますので要注意です。
この113系を通じて、一人でも多くの鉄道模型ファンの方が、大量生産品には無いワンオフ作品ならではの「味」を感じて頂き、キット製作に踏み込んで頂ければ・・・と言う思いで製作しただけに、今回の反響はとてもうれしく思いました。
雑誌という形質上現在では入手が難しくなってしまいましたが、今でも本作例を参考に模型製作に励んでいらっしゃる方がいらっしゃれば、誠に幸いです。