








アオシマ 1/32 Scale プラスチックモデルキット製作
今回ご紹介いたします作品はアートトラックシリーズの押田運送 二代目角文観光です。
福島県いわき市に実在する運送会社で小名浜港発から全国へ海産物を届けております。
押田運送さんのHPに同社所有のトラックの写真が掲載されておりますが、赤い車両がズラッと並ぶ光景は圧巻ですのでご興味のある方は一度覗いてみてください。
さて実際の製作の解説をば!
基本的にはストレート製作ですが、一部実車と違う箇所を手を入れて製作しました。
ふそうグレートのキットの共通パーツに一部パーツを追加してキット化してあるので
どうしても実車と差異があるのは仕方ない所ですが、そこは作り手が補完する事で完成度が上がりますのでストレート製作で物足りなくなったら改造してみるのも楽しいですよ。
実際の手を入れた箇所はキャブ周辺からアンテナを金属線で作り直し・三菱のエンブレム追加・運転席ドアノブカバー追加・助手席フラット化・内装に金華山シール・シフトノブを透明化、荷台はゴムホースをゴムチューブに変更・キャブの背中側の面はメッキ化・観音扉の留め追加です。
組み立ては先ずキャブから手を付けました。
メッキ処理されたキャブをマスキングして赤を塗装します。本来はもっとワインレッドなのですが付属のデカールの赤帯部分と違ってしまいますので違和感が出ない様にデカールの色味に近づけて調色しました。欲を言えば荷台の赤帯は文字入りと文字だけと選択出来て塗装した赤帯に文字のデカールを貼るように出来れば良かったです。開封時よりキャブ全面のルーフと接着する箇所が歪んでおりましたが、最終組立時に強引に曲がりを矯正して接着すればいいやと思いそのまま進めましたが実際の組立時には接着剤の接着力では矯正出来ませんでしたので、やり直すハメに…メーカーにパーツ在庫があってよかったです。2度目の正直!と再度マスキングして作業を進めた所、今度は何故かマスキングテープでメッキが剥がれる事態に…再利用出来ないと判断し2度目のパーツ請求…出足から失敗が続きました。3度目の正直でパーツの歪みもなくメッキが剥がれる事も無く無事作業が進みました。塗装が終れば続いてデカールを貼りウレタンクリアを塗布して一旦キャブは終了です。
続いてシャーシ・荷台と組み立てを進めていきます。実車資料や外見上見えない箇所の塗分けは説明書の塗装指示を頼りに先に接着して良い箇所いけない箇所を分けながら組み立てていきます。
基本塗装が終ればいよいよ今回の一番の山場ともいえる荷台のデカール貼りです。
表面が波板のようにデコボコしている箇所に平面のデカールを貼らないといけませんので、デカールが破れたり他のデカールと辻褄が合わなくなったりと難易度が高い作業です。
またメーカーさんによってデカールの厚みや硬さに違いがありフニャフニャの貼り難いデカールのメーカーさんもありますが、アオシマさんのデカールは綺麗に発色している分若干硬めのデカールなのでモールド箇所にそのまま貼っても馴染み難く破れる可能性があります。
そこは今までの経験で破く事なくモールドに馴染ませていきました。
それでも全く破れないわけではありませんので、破れた箇所はタッチアップして修正してあります。
メッキパーツの上にデカールを貼る際は水分が乾く前に水で溶けたノリを拭き取らないと跡が残るので慎重に作業しました。
デカールを貼り終えたらいよいよ個別で塗装しておいた細かな部品の取り付けです。
取り付け位置のダボが無いので実車を見ながら各パーツを取り付けていきました。
一番難しいのはサイドバンパーの取付です。ステーには長短あり荷台裏側の補強板の上に取り付けるのか下なのか決まっていますので説明書の何ミリの指示は無視して現物合わせでとりつけました。
最後に内装を組み込んだキャブを取り付けて完成です。
如何でしょうか!
角文観光の雄姿がここに再現されました。
アートトラックのシリーズは実車が存在しますので、製作の際の資料も探せば結構見つかります。
今回の製作でも写真資料どころかユーチューブで動画もありましたのでいい時代になったもんですね。
色々と手を入れてみましたが、実車を取材出来ればまだ出来そうな気がします。
冒頭でも書きましたがストレートで製作してもかっこいい仕上がりになりますが、省略されている箇所もありますのでトラックの製作になれてきたら差異を再現してより実物に近い物を作る楽しみもありますので是非挑戦してみてください。
トラックのキットはパーツ数も多く、製作にも若干のテクが必要だったりします。
また製作時間も他ジャンルキットに比べると掛かりますので、腰を据えてやるぞ!ってならないと手を付けにくい一面もありますので、自分では作る時間が無いなぁという方は是非ご相談お待ちしております。