





バンダイ 1/60 Scale 半完成品キットカスタム
ガンダムがアムロとシャアの物語でなくなって30年後、勢力もモビルスーツも様変わりしたUC0123で活躍するMSが、このガンダムF91です。νガンダム以降の大型MS路線とは一変し、この時代のMSは小型化が進んでいます。このF91も約16メートルと平均して20メートルのこれまでのMSと比べてかなり小柄です。
特徴として背中に背負うビーム兵器V.S.B.R.(ヴァリアブルスピードビームライフルの略称。ビームの威力や速度を自在に調整できる武器。)と、最大出力で残像を生み出せるほどの機動性が挙げられます。最高速時は放熱のため全身の放熱フィンが展開し、フェイス部も展開する仕組みになっていますが、このフェイスオープンギミックは模型化する度に再現の工夫が試されている感がありますね。
今回はそんなF91を、全身を改造してブラッシュアップします!
今回の素材となったキットは、F91公開当時に発売された半完成品モデルというちょっと変わった風体です。
フレーム及び一部装甲は既に出来ていて、未組立てパーツをはめて肉付けする構造となっています。模型というよりは玩具の側面が強く、脚部のフィンの展開はスプリングで飛び出すようになっていたり、マスクの取り外しでフェイスオープンが再現できるようになっています。
ただギミックの都合でスタイルが犠牲になっているポイントや、古いキット故のディテールの甘い箇所が散見しています。
そこで今回はお客様からお預かりした資料を参考に各部を追加加工しています。
大まかな加工内容を紹介します。
太ももやフロントスカートなどを延長して、より現代的なスタイリングに修正しています。
頭はギミック再現のため分厚くなってしまったフェイス部をギリギリまで削り込んで、通常の顔でも見映えするように加工しました。顔の面取りは完成品シリーズのG-FIXシリーズのF91を参考にしました。
加工を終え次第全身にスジ彫りを追加しました。
塗装はマット仕上げで、グレーのアクセントを追加で入れています。
デカールはMGニューガンダムver.Kaの物を主に使用し、MG F91用の水転写デカールも加えてメリハリを付けました。肩のマークのみどの商品のデカールも適用しなかった為(1/60サイズのキットはこれ以外存在しないのです)キット付属のシールを余白ギリギリまでカットして貼り込みました。
組立てて完成したF91は、全く見違える仕上がりになりました。
形状をハッキリ変更したのは足回りと顔のみですが、モールドやデカールの追加で印象ががらっと変わりました。
今回の様な古いキットは、見映えをよくする為にあちこち手を入れる必要がありますが、手を入れた分応えてくれるところが本当にいいですね。