








カツミ HOゲージ ブラス製キット製作
今回ご紹介いたします作品はカツミの相鉄新6000系です。
旧6000系からモデルチェンジした車両で1970年から1974年までの間に70両が製造されました。
6000系の中で車体や走行機器類が大きく変更された為、新6000系と呼ばれておりました。
2003年のさよなら運転を最後に全車引退してしまったそうです。
それでは早速解説を!
今回のご依頼主様はご自身で組み立てから塗装までされる方で、組み立て後に一度塗装にも挑戦したそうですが上手く塗装出来ず弊社へご依頼いただいた経緯がございます。
組み立てだけ依頼して塗装は自分で!や今回の様に組み立て以降の作業はお任せ!や
塗装だけで最終組立は自分で!等部分部分でのご依頼も承っております。
今回は色落とし迄済ませた状態でお預りしましたので、作業は下地処理から始めました。
色落としの際に取り切れなかった塗料が少し残っていたりしますので全体を軽くワイヤーブラシで磨いて綺麗にしてから洗浄し、先ずは内装から塗装です。
比較的新しい車両なので、内装の色味や塗分けの資料もすぐにみつかりました。
屋根を白っぽいアイボリー・内壁をグリーンで塗分けたら内側からマスキングして、外装の塗装です。
先ずは基本のライトグレーを塗装し次に緑の塗装です。
この後に僅かな隙間を残して赤帯を入れますので、車体裾から均一の幅で緑が塗装出来る様にキッチリキッチリと何度もチェックしてマスキングしていきます。
運転席横の扉は乗降扉よりも社内側に入り込んでおりますのでマスキングの際にラインが寄れない様に、また立上りの部分から塗料が漏れない様に細心の注意を払ってマスキングしていきます。
続いて車体の上下に入る赤帯の塗装です。
下側の赤帯は緑の塗分けの所に補足グレーが入りますのでその幅も均一になる様に、慎重に慎重にマスキングしていきます。
上の赤帯はこれまたいやらしい塗分けで、先に塗った緑を少し食み出させるように赤帯が入ります。
その食み出しはおよそ0.5㎜!しかも!乗降扉の上をかすめる箇所なので、変に力をいれてテープを擦ると落ち込んだ扉の上辺に張り付き塗分けのラインが寄れてしまいますので、慎重に場合によっては一度剥がして貼り直ししてマスキングしました。
更に厄介なのは濃い緑の上に赤を塗装するので、下の緑の影響をもろに受けそのままでは綺麗に赤が発色しないので赤の塗装前に一度ピンクで下地を作ってから赤を塗装しました。
2色も塗るので塗料の段差が極力出ない様に、薄く薄く発色するギリギリで留めてあります。
基本塗装完了後は車番のインレタを貼り、インレタ保護を兼ねてクリアを塗装し車体の塗装は完了です。
最後に屋上機器やワイパー等小物パーツを取り付けて完成です。
如何でしょうか!
惜しくも全車引退してしまい、今や実車を見る事は出来ませんが
通勤や通学で利用していたあの頃が目に浮かぶ様です。
過去にご依頼いただいた鉄道車両の中でもベスト3にランクインする位塗装難易度の高い車両でした。
冒頭でも書きましたが、塗装だけでも承っておりますので
組み立ては出来たけど塗装は…
何度やってもイメージ通りの仕上げに出来ない…
そもそも塗装に必要な道具を持っていない…
などお悩みをお持ちの方は是非ご相談ください!!