MENG MODEL 1/35 Scale プラモデルキット製作
今回ご紹介致します作品はモンモデルのレオパルド2A7です。
2A6の改良型として2014年より配備が開始された車両です。
ロシア・ウクライナ戦争関連の記事でその名前も何度も登場していますね。
早速見て行きましょう!
昨今の中国メーカーのキットは過剰な位のパーツ数で且つ精密という高水準さなのですがモンモデル製キットも、いい意味で殆ど病気なレベルのパーツ数です。
本来そのままストレートで製作してもかなりの見栄えに仕上がるのですが今回は外部メーカー製のディテールアップパーツや自作パーツを使って更に緻密に仕上げていきました。
6枚目の写真が丁度全てのエッチングパーツを取り付けた状態です。
塗装してしまうと折角のディテールアップ箇所が埋もれてしまうので塗装前に写真を撮っておきました。
砲塔後部のラック類からキットでは樹脂成型されているヒンジやフック類に至るまでエッチングパーツに置きまわりました。
パーツの整形上作り直した方が早く綺麗な為、砲塔脇の手すりは金属線で作り直してあります。
手摺の後ろに荷物ラックがありますが、これも金属材で自作してあります。
組み立てに関しては忍耐との勝負です。
ピンセットで小さなパーツを摘まんで、飛ばさない様に注意しながら整形して接着組立をしていきます。
説明書通りに組み立てながらも、エッチングパーツに置き換える場所は適宜削ったりパテで埋めたりとしながら製作しますのでストレート組みより先を見ながら組み立てないと後から取り返しのつかない事も起こりますので要注意です。
一番大変なのは履帯の組み立てです。
ゴムで一体成型されたものを巻きつけて終わりといった簡易的なものではなく本物同様に駒を一枚一枚繋いで組み立てる仕様なので、切り出したパーツの処理だけでも
気が遠くなる程の苦行です。
これから挑戦してみようって方はそこら辺の精神修行を積む覚悟をしてからの方がよいでしょう。
さて、組み立てが終れば次はいよいよ塗装です。
既存のNATO迷彩の3色をベースにお客様の好みの色味に調整した塗料で塗装しました。
説明書の迷彩塗分け指示を参考にフリーハンドで迷彩を入れていきます。
塗装が終れば組み立てて、最後に少し足回りを汚して完成です。
演習場で軽く足回りが汚れた雰囲気というご要望でしたので動画資料を参考にくどくならない様注意しました。
如何でしょうか。
ストレート製作するだけでも大変なキットを更に手を入れて仕上げた一品です。
分かる人にしか分からないのが辛い点ではありますがストレート製作との違いは一目瞭然…な筈です。
戦車が好きで部屋にお気に入りの一台を飾りたいなぁって方いらっしゃいませんか?
ストレート製作は勿論、ディテールアップしての製作まで承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい!!