カツミ 1/80 Scale (HO) ブラス製完成品リペイント
都心部の私鉄の中でも屈指の人気を誇る京王線、今回は京王1000系の紹介です。
1000系は京王井の頭線では初の20メートル級車輛で、同じく初のVVVFインバータ(可変電圧可変周波数制御器)を搭載した通勤車輛です。
車輛ごとに顔が様々なカラーリングが施されている点が特徴で今回はアイボリー色です。
今回は組み立てからの製作ではなく、完成したキットをリペイントするご依頼でした。
一度出来上がった物のリペイントですので先ずは分解をして塗装を剥離します。
綺麗に塗膜を剥がしてから再度塗装を施すのですが、こういうステンレス車の場合その部分によってシルバーの色合いが違っていますので部分部分で色味を変えて塗っていきます。
サッシや乗降扉は一番明るいシルバーを、上側と前面は明るめのシルバー、中央部は少し暗めのシルバー、そしてサイドのアイボリーライン下はチタンシルバーを塗装して各部分の質感の違いを表現します。
シルバーの塗り分けだけでなくカラーラインもありますので、車体塗装だけでもかなり手間がかかりますが各部をキチッと塗り分けることで仕上がりがぐっと良くなります。
車輛番号、ロゴは自社でデカールを印刷し使用しています。
そしてウレタンコートでフィニッシュです。
如何でしょうか。実車さながらの質感を持った1000系に生まれ変わりました。
1からのキット製作はもちろん、完成した模型のリペイントも、NAGAEアートプロダクションにお任せ下さい。