オリジナル Non Scale 3D出力品製作
今回ご紹介致します作品はオリジナルのドラゴンのフィギュアです。
昨今技術の進化は目覚ましい物があり、工業製品の分野でつかわれていた技術が我々一般の手の届くところまで来ております。
今回の作品はお客様ご自身で3Dのデータを製作した物を弊社でお預かりし、組み立て及び塗装を施した物です。
弊社でも法人様から3D出力品の磨きや仕上げのご依頼を頂いてきましたが、今回の様に個人のお客様からお預かりするのは初めての事かもしれません。
それだけ3Dプリント関連の技術が一般に浸透している事の現れかもしれませんね。
それでは早速見て行きましょう!
キットの出力状態は良好!…では無く御覧の通りのかなり細かい造形が施された物なので各所の棘など細いパーツが欠けていたり折れて無くなっていたりしましたのでその修復から始めました。
棘は左程問題ではありませんでしたが、爪が折れて紛失した箇所は残った爪を参考に造形しました。
手原型より精度の高い物が作れる反面、今回の様に繊細過ぎても出力後に破損するリスクがあるのですね。
破損個所の修理の後は各パーツの組み立てです。
各パーツ接着後に僅かに見える合わせ目の隙間を埋めながら造形して下地の処理は完了です。
残すは塗装の工程です。
お客様より預かった資料を参考に各色を吹き付けて再現していきます。
基本色部分はフリーハンドでの塗装です。
資料を参考に下地の色を薄っすら残す箇所や完全に潰して濃く発色させる箇所等を考えながら塗装していきました。
エアブラシを使った塗装の次は細部を筆塗して完成です。
如何でしょうか!
空想の生き物であるドラゴンですが、目の前に巨大な姿を現した様に思えませんか。