「銀河鉄道999」より
大日本技研 1/1 Scale FDM方式3Dプリント出力キット製作
今回ご紹介する作品は大日本技研さんの3Dプリントキットの戦士の銃です。
FDM方式に関しては下記リンク先を参照下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E6%BA%B6%E8%A7%A3%E7%A9%8D%E5%B1%A4%E6%B3%95#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:FDM_by_Zureks.png
簡単に言うと、樹脂のフィラメントを高熱で溶かして積層していく方法の事です。
細く伸ばした樹脂を重ねて積層して行くわけですから、出力品の表面はwikiのイラストの様に細かなデコボコになります。
今回のキット製作にあたって一番の難所はその各パーツ表面の磨き処理にあります。
各パーツを磨き形状を本来あるべき姿に仕上げていきますが、通常のプラモデルの感覚で400番辺りの紙やすりでは目が詰まってしまい作業が効率的に進みません。
120番辺りのかなり目の粗いヤスリで大まかに削り、徐々に番手を上げて一つ一つ仕上げて行きました。
本キットはディスプレイ用では無く実際に指定のモデルガンを仕込んで弾を発射出来る仕様なので各パーツのクリアランスなど内部の見えない部分も磨いてやる必要がありました。
大まかな磨きから最終的には水研ぎまでやらないと1つのパーツが仕上がらないので日に進められる作業にも限りがあり、下地処理で相当な時間がかかりました。
下地処理が終れば次は塗装です。
大部分がセミグロスブラックなので先にディテールアップした本物のネジ類を取り付けプライマーを塗布した状態で黒く塗装していきます。
次いでグリップの骸骨の装飾部にシルバーを塗装しエナメルの黒で墨入れをしました。
最後にグリップの木部に木目調塗装をしグラーデーションを入れて塗装は終了です。
最後にそれぞれ別で塗装したパーツを組み上げて戦士の銃の完成です。
下地処理9割 塗装・組み立て1割ほどの時間配分でした。
如何でしょうか!
松本零士先生の数々の作品に登場する戦士の銃がここに完成です。
作中でも珍しい銃ですが、弊社のご依頼品の中でも珍しいキットでした。
ちょっと特殊なキットをお持ちの方で、自分で組み立てられる自信がないなぁって方は是非弊社にご相談ください。
倉庫の片隅に眠っているお宝を目覚めさせましょう!