「ウマ娘 プリティーダービー」より
ATELIER HIRO 1/7Scale レジンキット製作
今回ご紹介しますのは、人気ソーシャルゲーム「ウマ娘」よりシンボリルドルフです。
以前のワンダーフェスティバルで販売されていた作品ですね。
レジン製のキットといえばもう殆どワンフェス等のイベントでしか入手が出来ないんですよね。
さてまずはキットの複製についてです。
大きく分けて2種類の複製方法があります。
一つは複製の専門業者に委託して複製型の製作から複製まで依頼するケース
もう一つは自身で複製型を製作し複製するケースです。
専門業者に頼む場合はコストは掛かりますが、高い技術で複製されるので状態の良い複製品が作れますがその分販売価格も高くなります。
実際に製作する際の下地処理の手間は殆どかかりません。
個人で複製する場合は各個人の複製技術によりますが、業者レベルの複製品から型ずれや気泡・欠けの酷い状態まで様々な複製品になります。
欠けや気泡・ズレが多いとその分下地処理の手間も掛かります。
場合によっては組み立ての難易度も高くなります。
コストは業者に頼むより安くなりますので、その分安くキットが販売出来ます。
イベントの締め切りに追われる中、原型製作を進める事が多いのでスケジュール的に業者に委託出来ない場合もあるようなので泣く泣く個人で複製するしかない事もあるようです。
どちらの方法で複製するかは各ディーラーさんの考え次第ですので決して個人複製が悪いというものではありません。
今回のキットは、バリや欠け、気泡が多く表面処理にかかるより前の作業が大変なキットでした。特に肩や脚の勘合が合わず隙間が大きく空いてしまいます。ここは非常に目立つのでしっかりパテ埋めして隙間を失くし勘合の調整をしておきます。
昔は今ほど業者複製は浸透しておらず、個人で複製するのが当たり前の時代で複製の状態の酷いキットはゴロゴロしておりましたが、そのキットを作る側の腕で何とかするのが当然でもありました。
ここまで成形をしてようやく表面処理に入れます。
よくあるパーティングラインの処理の他に3D造形のピッチ痕が少し残っていてそこも一緒に処理していきます。
表面処理が終ったら塗装に進みます。
今回のシンボリルドルフは沢山いるウマ娘の中でも装飾が多く細かい塗分けだらけです。
塗分け箇所は一か所づつマスキングをして塗装しないといけないので非常に大変ですが、
装飾はしっかりモールドされており、塗分けのラインがキッチリと別れていたので助かりました。
大まかな部分はマスキングして塗装し、腕やソックスの刺繍や勲章部分は一か所一か所筆塗りで塗装しています。
如何でしょうか。
全体を通してかなり作業量の多いキットでしたが、カッコよく仕上がったと思います。