「AKIRA」より
ポピニカ魂 1/6Scale 完成品フルリペイント
今回はなかなか特殊なご依頼がありましたのでご紹介致します。
ポピニカ魂にてリバイバルで発売となりました「金田のバイク」です。
全長約50㎝にもなる大型の完成品です。
細部まで再現された細かいディテールはもちろん素晴らしいのですが、更に電飾によりヘッドライトやウインカー、ホイール、さらにはカーナビまで光ります。電飾だけでなくフットペダルを踏むと劇中のサウンドも鳴るファン歓喜の商品となっております。
さてそんな金田のバイクをどうするかと言うと、「フルリペイントしてメタリックブルーの車体にする。
更に付属のデカールを貼ってレーシングバイクの様にしたい。」というご依頼です。
かなり大掛かりなご依頼です。
完成品ですのでフルリペイントする為には一度全てのパーツを分解しなくてはいけません。
勿論分解できるように作られてはいないので、一か所ずつ構造を確認しながら分解していきます。
また前述の通り車体全体に電飾が組み込まれていますのでその点も注意が必要です。
分解したからには最後にもう一度組み立てなければいけません。
分解しながら写真を撮ったり、ケーブルを纏めたり組み直すことを考えながら行います。
分解出来たら塗装の準備です。
塗装する前に全体にペーパーをかけて表面を綺麗にします。
準備ができたらいよいよ塗装です。
綺麗なメタリックブルーにするためにまずシルバーに原色のシアンを混ぜた物を下塗りします。
メタリック感が強く明るいシルバーが必要なのでガイアノーツのExシルバーを使っています。
下塗りが済んだらクリアブルーでメタリックブルーを再現します。
クリア塗料は塗りすぎるとどんどん濃くなっていきムラになりやすく注意が必要です。また、パーツごとでも濃さが違うと組んだ時に違和感が出てしまうのでパーツごとの濃さも同じになる様に確認しながら行います。
塗装が終ったらデカールを貼っていきます。
貼る場所はお任せ頂き、スポンサーロゴのたくさん付いたレーシングバイクの様なイメージと言う事で、実際のレーシングバイクを見ながらパターンを考えて貼っていきました。
最後に組み立て直して完成となります。
普通の完成品の様に形になればOKというわけでは無く、電飾や音が鳴る様にしなければいけないので確認できるまで気が抜けませんでした。
如何でしょうか。
まるっきりイメージが変わりましたよね。
正確な完成イメージが無い物やオリジナルのものでもイメージを細かくお伝え頂ければ、リペイントや改造などご要望にお応えできますので、どんなものでもご相談ください。