国鉄 103系 山手線 登場初期型 非冷房8輌編成
カツミ & KSモデル 1/80 Scale(HOゲージ) ブラスキット製作
現在でも新幹線を除いた中で、国内最大の乗降客数を誇り、都心をぐるりと回る路線。
そう、山手線です。
それも、非冷房で8輛編成、ウグイス色で1つ目の前照灯、高度成長時代の通勤型電車となると・・・
ご年配の方や、103系ファンの方にはもうお分かりでしょう。
今回の製作では、昭和30年代後半から昭和40年代前半に山手線に運転をしていた『初期登場時の編成再現』をしています。
中でも、「クハ103-1とクハ103-2」を擁した、初期量産型の第1編成を再現!
それにしても、今回のご依頼では様々な要素がございました。
カツミ製の未完成組み立てキットを基本に、中間のサハは同じくカツミ製の「完成品の103系京浜東北線(もちろん塗装済)」で、さらに先頭車のクハ103のうち1輛はカツミ製の製品が入手出来ないという理由から、ナント「KSモデル製」なのです!
さらに、カツミ製のキットは冷房車ということもあり、初期型にする為に非冷房化をします。
それに伴って、クーラー部分の穴埋めはもちろん、側面の方向字幕枠も埋め、ルーバーの取付け、もちろん床下機器がそのままというわけには行かないので、床下機器と床板も変更します。
(ウ~ン、思ったよりも改造点がありますねぇ・・・)
それと、ご依頼者様のご希望で、走行時のボディ歪みを避ける為に、接合によるスポット補強をしています。(外見では全くわかりませんが、意外と効きますよ♪)
とは、いうものの。
鉄道模型以外にも様々な模型全般を製作している弊社にとっては、手間こそ掛かかりますが、難しいというほどの処理では無いので、坦々と作業を進めていきます。
難しいという訳ではないのですが、厄介なのが「KSのクハ」です。
室内灯の支持板は無いし、サッシもバラバラだし、何よりアングルの取付け位置が微妙にカツミと違うので、完成時に他の車輌と高さが違って見えてしまいます。
ということで、改造あり、リペイントあり、メーカー違いありと、色々な条件下ではありましたが、ご覧の通り無事完成!
普通に走らせているだけでは、パッと見では分からない「山手線」ですが、よく見ると初期型だし、見ても分からない範囲でもアレコレと手を加えているのです。
まぁ、こんなことが出来てしまうのも、弊社がダントツの技術ノウハウと様々な経験値があるからなんですけどね♪
ストレートな組み立てや塗装はもちろん、ちょっと厄介な組み立てや改造、一風変わった塗装やリペイントまで、鉄道模型製作に関することなら「NAGAEアートプロダクション」にお任せ下さい!!