「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」より
Non Scale ポリストーンキャストキット
昭和ゴジラシリーズ第7作目を、コミカルに再現したキットを製作しました!
この作品はもともとキングコングがエビラやモスラと戦う映画として企画されていましたが、紆余曲折ありキングコングをゴジラに差し替える形で企画が実現し、公開に踏み切ったという経緯を持っています。(作中でゴジラがとるコミカルな動作は、前作「キングコング対ゴジラ」でキングコングがみせた動作と似ている要素があるのはその為だとか)
エビラはその後「ゴジラFINAL WARS」にも登場しましたが、数多くいるゴジラ怪獣の中でもマイナー感は否めないので「こんな怪獣いたんだ」と初めて知った方もいらっしゃるようですね。
それでは作っていきましょう。
ポリストーン製キットは従来のレジンと比べて硬く、よりシャープな造形が施されているのが特徴です。ただ硬い分柔軟性は低く、割れ易い素材でもありますので無理な力をかけないよう注意して取り扱いましょう。
抜き自体は非常に良いので、鱗の表現等を損なわない範囲でパーティングラインを取れば、綺麗な状態に仕上がります。前途の通り樹脂が硬いので、軸打ち様の穴あけはいつもより少し苦労するかもしれません。力を入れすぎると部品もドリルバも破損する可能性がありますので、要注意!
塗装は当時のフィルム映像を参考に、レトロ感を出しつつも鮮やかな色彩で表現しました。
今回はジオラマ仕立ての内容ですので、ゴジラが立っている地形の表現はシーナリーパウダーを撒いて雰囲気を出しました。
デフォルメが利いているので、怪獣としてのおどろおどろしさよりもかっこよさ可愛さを優先して表現しています。
完成したキットは、可愛らしいサイズながらも臨場感たっぷりの完成品に仕上がりました!
映画自体が比較的アップテンポな作品であるので、こうしたアプローチのゴジラも良いですね。