タミヤ 1/24 Scale プラスチックモデルキット製作
今回の製作はメルセデスベンツとマクラーレンが共同開発した、レーシングマシンのような市販車「SLR」を外装フルカーボン調で仕上げちゃいます!
全身カーボンの実車といえば、数年前にロータスエリーゼをフルカーボン化(車重780kg/550馬力)して、公道走行をしている動画がありましたが、エンジン音と景色の流れ方に違和感を感じた覚えがあります。どうも車体が軽すぎて、パワーの盛り上がり前に加速しているように見えました。(ちなみに、フルカーボンボディだけで、1000万円以上!)
さて、カーボン表現ですが、これにはSTUDIO27の「カーボンデカール」を使用します。(目の粗さはご依頼者様からご指定を受けています)
タミヤのキットなので、車体を組む事自体は極端に難しいわけではありません。
しかし今回のご依頼では、ボディー全体をカーボン調にするため、ボディーパーツ全ての表面にに「カーボンデカール」を貼り込みます。
エアロダイナミクスによって生み出された、複雑な曲面が多様化されつつ、鋭角なシルエット持つ「SLR」だけに、カーボンデカールを貼るにも小技を使いながら、パーツの1つひとつに丁寧に定着させていきます。
そうそう、完成形はウレタンクリアーでピカピカのカーボンボディにするので、カーボンでカールが定着したら、ウレタンクリアーでコートして、パーツを研ぎ出します。
ここで厄介になるのは、合わせ目です。
カーボンデカール貼付け+ウレタンクリアーコートを施したパーツ同士を接合すると、デカールと塗膜の厚み分だけ膨らんでいるため、組立ての合いが微妙にずれてしまいます。
場所に寄っては、予め手を加えておかなければ、嵌まるパーツも嵌め辛くなってしまうのです。
まぁ、慣れているので考えなくても、これくらいは当たり前に出来てしまいますけどね♪
これだけの外装ともなると、内装のディテールもしっかりと作り込まなければ、バランスがとれないので、ここでも妥協はせずに丁寧に造ります。
さて、完成した「SLR」はご覧の通りです。
レーシーな感じを持ちながら、エレガントな雰囲気はこの車にぴったり!