カツミ HOゲージ ブラスキット製作
今回ご紹介する作品はカツミさんのB-lightシリーズ東急8500です。
B-Light(ブライト)シリーズは、チャレンジシリーズから着想を得た新たな車両ブランドです。
これまでチャレンジシリーズでは再現されなかった屋根や妻板の配管なども、エッチング製の別パー
で再現できます。
また、チャレンジシリーズにはなかった、前照灯、尾灯の点灯機構もB-Lightシリーズでは標準装備!
大きな改造を施さなくても、通常の製品に近い雰囲気を楽しめます。
室内灯やインテリアは省略していますが、改造に自信がある方ならお好きなパーツを揃えてトライしてみるのも良いでしょう。 *カツミHP内商品解説ページより抜粋
ボディを製作するのに必要な部品は殆ど同梱されているので非常に取っつき易い内容です。
これからブラスキットに挑戦してみよう!って方には持ってこいの商品ではないでしょうか。
拘る方は屋上の配管をで付属のエッチングを使わないで配管留めや真鍮線を使用するのもいいですね。
床板より下のパーツとボディ内側のパーツは別売りでっせ!
商品の説明はこの位にして解説を…
見てお判りの通り今回はボディだけの組立塗装でのご依頼です。
鉄道模型趣味の方々は出来るだけ自分でやりたいって方がいらっしゃいまして組み立てまでは自分で出来るので塗装だけの依頼等も御座います。
今回のケースもまさしくソレです。
床下周りの最終組立はご自分でやるとの事でキットに含まれる部分での製作でした。
ご家庭の事情で大々的な塗装が出来ないって方も世の中には多くいらっしゃるようで家族の理解を得られにくいのは先ず塗装です。
きちんとした排気環境を整えないと室内に溶剤や塗料の臭いが充満しますので
「パパ!家で塗装するのやめてよね!」「あー臭い臭い」と肩身の狭い思いをされている方も多いのでは?
実際、室内で塗料をモクモクさせて塗装するのは健康に被害がでますからね。
ゲホゲホ咳をしててもお構いなしの人もいますが…
家族が不在の隙を狙って塗装しないといけなかったりベランダでダンボール箱に向かって塗装しないといけなかったりと苦労されているようですね。
さて実際の組立です。
基本の組み立ては他の商品と変わりません。
ボディにドアやらライトケースやらを取り付けていって組み立てて行きます。
屋根には配管の目印が付いていますので位置決めも非常にやり易いです。
よくもまぁここまでお客さんの事に配慮して設計したなと感服するレベルです。
この商品をキッカケにブラスキット製作の人口も増える事を期待します。
組み立てが終ったらいよいよ塗装です。
資料を基に室内を塗分けたらマスキングして、外側のシルバーの塗装へ移ります。
他の製作記事の時も書いたかもしれませんが、シルバーの塗装はムラにならないよう細心の注意でもって挑みます。
面全体に均一に塗料が乗る様に意識して広範囲で塗装します。
いっきにブワっと乗せない様にフワっフワって感じです。
シルバーの塗装がおわったらマスキングでシルバー粒子が剥がれない様に前面だけクリアーを吹いて一旦乾燥させます。
クリアーが乾燥したらマスキングして赤帯を入れます。
あとは屋根を塗装して細かい部品を取り付けて完成です。
いかがでしょうか!カッコ良く仕上がりました。
あとは早く台車を取り付けて走らせたくなりますよね!
台車の組付けや走行確認・ライトの点灯確認といった製作の全ては勿論半田付けと塗装だけとかパートだけでの製作のご依頼も受け付けておりますのでなんなりとご相談頂けますと幸いです。