アオシマ 1/12 Scale プラスチックモデル製作
今回のご紹介はVT250Fです。
VT250はホンダが1982年に発売した、V型2気筒エンジンを搭載した250ccのネイキッドタイプのバイクです。
VTはV型2気筒(ツイン)に由来し、レース競技車両の技術を投入し、400ccに匹敵するようなスペックのバイクにするべくVT250の開発がなされました。
VT250にはVT250F、VTZ250などの派生モデルが数多くありVTシリーズと呼ばれていますが、VTシリーズは125cc超250cc以下のクラスで発売から3年も経たずに日本初の10万台が売れる快挙を出したベストセラーシリーズとなりました。
族車で人気の一台でもありますね。
キットはオートバイのキットの標準的な構成です。
外装類はウレタンコートを施しますので先に組み立てて塗装へ進みます。
塗料の乾燥を待つ間にフレームやエンジン等を組み立てていくと効率も良い事でしょう。
外装の塗装・デカール貼りが終ったらウレタンコートの段階です。
デカールの段差を消して2回目のウレタンで仕上げます。
1回目はデカール周辺を入念にウレタンコートをして、乾燥後に段差を消していきます。
2回目は1回目の磨き傷を消しつつ仕上げのコートで薄く吹きます。
今回は奇跡が起こり、ゴミが一つも乗らずほぼ一発でウレタンコートが完了しました。
適切な希釈度・吹き付け方、等様々な要因が上手く働くと極まれにこのような奇跡がおこります。
外装が仕上がったらあとはフレームやらの塗装です。
実車の資料を見ながら適切な質感表現の出来る塗料を選択して塗装していきます。
塗装が完了したら最終組立です。
フレームの隙間からエンジンを取り付けるので、ここで気を抜いて塗膜に傷を入れないように注意です。
全てのパーツを取り付けて完成です。
如何でしょうか!!
ウレタンの深い光沢が栄える特別な1台がここに完成しました。
良く売れたバイクなだけに乗っていた方も多いのではないかと思います。
当時を懐かしんで昔の愛車をお部屋に飾ってみては如何でしょうか。