東京都 S・M 様ご依頼品
エンドウ ブラスキット製作(一部改造) Hゲージ
今回ご紹介します作品は西武鉄道新101系です。
2007年度にE31形電気機関車の老朽化による廃車に伴う代替の牽引車として4両全電動車の263編成が組成されました。当初は2両編成を改造する計画もありましたが実際には4両編成で登場しました。
今回のご依頼は1両のみM車の4両編成のキットを263編成と同じく全4両M車化改造をとの事です。ボディーは通常のキットの通りに組み立てて行けば問題はありません。パーツの精度も問題無く前面と側面の繋ぎ目も殆どパテを必要としない程の物でした。T車用の床板をM車の床板の切り欠きをガイドにして切り欠いて行き、各種パーツを取り付ける為のタップを切って改造していきます。床下機器もモーター搭載の都合上干渉する箇所がありますので、表から見えなくなる部分で削ったり位置変更をしたりとなるべく全ての部品を取り付けられるように苦心しました。機器を取り付ける板は現物合わせで製作してあります。
改造が終りましたら塗装です。今回は全面黄色のシンプルな塗装ですが、その分内装の塗装には拘りを盛り込みました。内装の色、床板の滑り止め部の塗り分け等、シートも青一色では無く立ち上がり部分のシルバーも塗装してあります。実車資料を参考にキットの構成内で再現出来る限りの塗り分けをしてあります。
最後に方向幕にお客様ご要望の’回送’を自作して貼り込んで完成です。
如何でしょうか!拘りを盛り込んだ夢の1編成が完成しました。