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お知らせ

お客様各位

日頃より弊社をご愛顧頂きまして誠に有難う御座います。

お問い合わせを頂くお客様でメールのみでの打合せをご希望される方がいらっしゃいますが
弊社ではお見積もり金額算出にあたりお客様の完成イメージや要望を詳細に汲み取る為、
初回は必ず確認のお電話をさせて頂いております。
止むを得ぬ事情を除き、メールのみでの打合せは行っておりません。
電話連絡が取れない場合は、お問い合わせやお見積もりの対応が出来ませんのであらかじめご了承下さい。

また今回、上記理由からメールによる写真添付のご案内は削除させて頂いております。
アップローダーをご利用頂けない方には写真送信用のメールアドレスを別途お伝えいたしますので、
先ずは電話か問合せフォームよりご連絡頂けます様お願い申し上げます。

よりご満足頂ける作品をお納めする為、何卒ご理解頂けます様お願い申し上げます。

日頃よりNAGAEアートプロダクションをご愛顧頂きまして誠に有難う御座います。

弊社より大切なお知らせです。

弊社へご依頼品をお送り頂く際の輸送業者は、ヤマト運輸株式会社以外の業者をお選び頂きます様お願い致します。

予てより輸送中の事故が多発しておりましたヤマト運輸株式会社ですが、この度弊社から発送する荷物及び弊社へお届けの荷物に関して輸送中の事故で商品に破損が発生した場合にヤマト運輸株式会社は一切責任を取らない旨を通告されました。
つきましては、大切な商品が万が一のトラブルに巻き込まれる事を回避する為にも、冒頭でお伝え致しました通りヤマト運輸以外の宅配業者をご利用頂きます様お願い致します。

商品発送の際に余計なお手間を取らせてしまい誠に申し訳御座いませんが何卒ご理解頂けます様お願い申し上げます。

平素より弊社をご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
先般、退職した弊社元スタッフが在職中に個人的営業を行い、代金を詐取していた事実が発覚 致しました。
又、企業機密を漏らし嘘を吹聴しお客様に多大なるご迷惑をお掛けした事も合わせてご報告致します。

弊社は法人企業として全てのお客様と必ず契約書を交わして営業をしております。
スタッフ個人がお客様と契約書を交わさず、代金を個人口座に振り込ませる様な事は御座いません。
また追加料金等の名目で現金での支払いを要求することも御座いません。
個人間での取引については弊社とは関係が御座いませんので責任を取る事が出来ません。
無用なトラブルに巻き込まれない為にも、くれぐれもご注意下さいますようお願い申し上げます。

その様な行為にお心当たりのあるお客様は、弊社の今後の対応の為にも御連絡下さいます様お願い申し上げます。
又、今後弊社では本件を調査し然るべき機関に報告する事も考えております。

今後は更なる信頼回復に努めますので末永くお付き合い頂けますようお願い申し上げます。

平素より弊社をご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
現在ご依頼を頂いている件に関しまして大幅な納期の遅れが生じております事をお詫び申し上げます。
大変なご迷惑をお掛けし誠に申し訳御座いません。
スタッフ一同休日返上にて遅延解消に努めておりますので、今しばらくお待ち頂きます様宜しくお願い致します。

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D52形蒸気機関車

・神奈川県 M.A 様 ご依頼品
・カツミ  1/80 Scale (HO) ブラスキット(修理品)

国産の機関車の中では重量級のD形蒸気機関車。D52は1943年の第二次大戦中に設計された車輛で、D51の改良型とされながらも戦時中の物資不足の余波をもろにうけてしまい、銅材に代わり木材が各所に使われた上に工場ごとに本省の承認無しに設計変更がされてしまった為、車輛ごとに仕様や品質にばらつきが生じてしまいました。後年ではその事情によるちぐはぐさがD52の魅力として再評価され、現在もコアなファンに愛されています。特性上蒸気機関車の中でも短命に終わってしまったのですが、2016年に神奈川県の山北公園にて静態保存されていた車輛が動態化に成功し、現在も話題を集めている車輛でもあります。
車輛そのものにも多くの歴史がつまっているD52ですが、本作例のモデルはまた別の歴史を刻んだ車輛でもあります。

今回の車輛は、お客様が一度製作されたキットを基に製作しています。数十年前にお客様自身が購入し、当時手探りで組み上げた車輛なのです! 現代のように工具やマテリアルが充実していない時代に、工夫を凝らして形にした車輛は何物にも代え難い格別な車輛に仕上がりました。・・・しかし数十年の年月を重ねるに連れて、部品は外れてしまい色は剥がれ落ちてしまい、走行もままならなくなってしまいました。(画像2枚目にお預かりした状態を掲載しております。)

「本来の綺麗な姿を取り戻してほしい」というのが、お客様からのご要望でした。お預かりして、まずは欠損している部品の割り出し及び調達から始まります。コンプレッサーや給水温め器等のおおかたの欠損部品は安達製作所製のパーツでまかなうことが出来、あるべき姿を取り戻して行くのですが、中にはどうしても調達が叶わない部品もあります。例えば正面のデフ板などは比較的メジャーな車輛のものならば現在も供給されているのですが、D52のような車輛では部品が見つからず、デッキの角度や形状の特徴から他の車輛から流用も叶いません。そうなってしまうと、弊社で部品を新規に作り起こす外ありません。実車資料を頼りにプラや金属の素材を駆使して形状を出し、本体にぴたりとはまるように合わせて取付けられるように加工しました。
配管はお客様が製作された状況を可能な限り再現してあります。

塗装はほぼ黒ですが、車体には経年の痛みと製作当時試行錯誤された名残が残っており、そのまま塗装すると傷やヘコミがハッキリと浮き出てしまいます。パテを盛って表面を平滑に磨き上げ、塗装出来る面を作って行きました。

本製作の最大の難所は、走行出来る状態へ復元する事でした。モーターは磁力が飛んでいて満足に走る事が出来なかった為、代わりのモーターを搭載する事になりましたが、車体サイズや取付け座の成約から搭載出来るモーターが限られており、また当時と現在のモーターでは仕様が大きく変わっている為、その制約の中で合うモーターを探し出す事が最も大変でした。
そして蒸気機関車最大の見所であり最も精度の高い組立てを要求される、動輪回りの調整も同様に難しいポイントでした。年月が経過しているため同輪軸が緩んでいたり、シリンダーを繋ぐビスが錆びていたりと、対処しなければならない箇所が多数有り、走行テストで不具合が見つかると全ての箇所を再点検して逐一対処する状況でした。

多くの困難を乗り越え、数十年越しに復活したD52。新品同様の姿に戻り、無事にお客様の下へ戻ったのでした。

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