・東京都 K.A.様 ご依頼品
エアフィックス 1/72 Scale プラスチックキット
今回ご紹介致しますはイギリスの模型メーカー エアフィックス社のドルニエDo17zです。
エアフィックスの製品は模型店の店頭でも見かけることの比較的多いメーカーで、入手もし易い商品ではないでしょうか。
ドルニエDo17はWW2にドイツで運用された双発の爆撃機です。
細長い機体の見た目から空飛ぶ鉛筆と呼ばれていました。
頑丈な作りだった為、重宝されたものの戦闘機を振り切れる程の速力は出せなかったようです。
バトルオブブリテンの頃には旧式化しており、現存機は東部戦線での夜間爆撃に使用されたようです。
それでは早速見てみましょう!
一昔前の同社の製品はリベットやパネルラインの表現が全て凸モールドで、
製作の際の合わせ目消しでモールドが消えてしまうので、全身の凸を凹に彫り直す必要がありました。
リベットも同様なので合わせ目のライン周囲のリベットだけを削る様に下処理をし
処理後にリベットをパテ等で復元するという何とも非常に手…ごほんっ 楽しい作業が必要でした。
近年の同社製品は新金型のものは上記の問題が改善されており、下地処理に時間がかからない内容へ変更されました。
パーツの合いの精度も、タミヤやハセガワといった国産メーカー並みに良く
翼や胴体の貼り合わせ後はパテで隙間を埋める必要がない程なので航空機模型初心者にもおすすめのメーカーです。
と、説明した通り組立てには一切ストレスを感じません。
セオリー通りに組立て行けば形になります。
新しい設計の為、各部はシャープに出来ておりますので特に改造やディテールアップはしておりませんが
対空機銃だけは真鍮パイプで自作したものに交換してあります。
塗装は資料を見ながら行います。
迷彩のパターンの始点終点を間違わないように慎重にマスキングして塗装します。
フリーハンドで迷彩をいれる訳ではないので比較的簡単に塗装出来ると思います。
最後に部隊のマーキングやバルカンクロイツのデカールを貼って完成です。
同社のキットを初め、ヨーロッパのメーカーのキットには尾翼のデカールは付属しておりませんのでご注意ください。