





ワールド工芸 HOナロー ブラス製キット製作
岐阜と三重をまたぐ私鉄、三岐鉄道三岐線。こちらには日本規格の路線幅よりもさらに狭い、狭軌道路線(ナローゲージ)が走っています。
そこを走る車輛の一つが、このモ270ないしク170です。三岐線のキーカラーである黄色をまとい、車体の小ささと相まってとても可愛らしい印象を受けますね。
まず構造が通常のHOナローと異なる為その点を説明します。
1/87は日本ではHOナローと区分されていますが、今回の車輛は実車そのものがナローゲージな為、ナローのナローというちょっと特殊な区分けになります。
狭軌道再現の為、このキットでは足回りがNゲージの物になっており、16mmより更に狭い9ミリの車輪幅になっています。
ただNゲージとは違い動力が台車の前後共にあり、二つのモーターで走るように出来ています。(昔のHOの主流だったインサイドギア方式に近い構造になっています)
ワールド工芸製ですので、キットの合いは良いのですが、折って付けてをひたすら繰り返す作業を要するので、手間は並みのキット以上にかかります。
一般的なキットの床下機器は、ロストワックスないしホワイトメタルで成型される事が大半ですが、このキットではその辺りもエッチングの板を箱状ないし重ねて組んでいく様になっています。
そして一番危ない所がパンタグラフで、こちらもバラバラの状態から組んでいくのですが、強度が不安な部分が多い為、所々真鍮板で補強しながら組み立てました。
塗装は目に映える鮮やかな黄色の発色が命です!
黄色系は重ね塗りをしないと発色し辛い色ですので、まず下地に白を吹いてから黄色を色の具合を見つつ吹いていきます。
蛍光色といかないまでも、かなり鮮やかな色ですので、濁りがないように調色はなるべく一発で決めたい所です。
塗り分けが完了したら、ウレタンクリアーでコート! 綺麗な色が更に美しく輝くようになります。
組み立てて完成した車輛は、小さくまとまりながらも密度が濃い、美しく見映えする作品に仕上がりました!
特急系や新幹線とはまた違った美しさを持つ、とても可愛らしい車輛だと思います。