





「ウルトラマンG」より
B-CLUB Non Scale ソフトビニールキット改造
ウルトラマンシリーズは現在も数多く作られていますが、平成初のウルトラマンが実はこの【ウルトラマンG】です。本作はオーストラリアで製作されており、ロケ地はもちろん怪獣のテイストや撮影の演出等、様々なポイントが国内制作のウルトラマンシリーズと一線を画しています。
国内との違いはウルトラマンのプロポーションにも表れており、デザインに加えて現地のスーツアクターの体形に合わせてマッシブな印象を受けます。
今回はそのプロポーションを改造で再現しました!
今回はソフビ製のキットを軸に改造を施しましたが、ソフビの表面はパテが食い付き辛い上にパテよりもソフビの方が柔らかいため切削がやり辛くなります。
中でもソフビとパテの境目の処理が最も厄介なので、サーフェイサーを厚めに傷を整えながら段差を埋めていきます。ひたすらペーパーで磨く作業は体力も精神力も消耗しますが根気よく行います。
プロポーション及びポーズはお預かりの資料に合わせてあります。
元の状態が直立なので一見加工したのは上半身が中心に見えますが、下半身も脚の踏ん張り具合や重心の寄りを再現する為、殆ど全体に渡って加工を施しました。
下地処理を終えたら、いよいよ塗装です!
塗りわけこそ違えどカラーリングは歴代ウルトラマンと同様ですので、全体を白く下地塗装をしてから赤を塗ります。
その上からマスクをしてシルバーで塗り分けるのですが、このマスキングは紙のテープですと曲面に合わせるのが非常に大変です
なるべく細い幅のテープを使うか、ビニール製の曲面用マスキングテープを使用してカーブを合わせていくと綺麗かつ簡単にラインが出せます!
完成したグレートは、作中さながらの力強い完成品に仕上がりました。