





アオシマ 1/24 Scale プラスチックモデルキット製作
ホンダきっての小型四輪駆動車が、このビートです。
1200mm足らずの全高ですが、量産車としては世界初のミッドシップでフルオープンモノコック機構で出来ており、見かけ以上にホンダの意気込みが込められた名車なのです。
外装だけでなく中身も独特で、特にメーターパネルはバイクの様な見かけとなっており、より軽快さが表されています。本体に伴いトランクの容量も少なかったので、純正でトランクキャリアが用意されました。
1991年から1996年まで生産されたビートですが何年経っても人気を集めている名車なのです。
今回はビートを、お客様の仕様に合わせたスタイルに加工しました。
まずトランクキャリアですが、純正パーツでビートの特徴の一つにもなっているもののキットにはこのパーツがついておりません。金属棒を用いて新造することにしました。
フロントのフォグランプもキットには付属しておらず、こちらも本体を削り込んでから新規に作った部品を組み込んでいます。
アンテナは金属線で再現しています。
ハンドルはお客様が純正品とは別の物に交換していたので造形して再現しています。
キット自身はヒケや歪みが少ない良作ですので、ライト回りの擦り合わせを事前にしっかりすれば難なく組立てられます。
ボディカラーはお客様からお預かりした写真に合わせて朱色がかった赤に仕上げました。
またシートのゼブラ模様もお客様の仕様にしっかり合わせています。白を吹いてから、筆塗りでラインを引いていきました。
プライバシーの問題でナンバープレートの数字は隠してありますが、実際のモデルはナンバープレートもバッチリ再現しています。
完成したビートは、軽快さが前面に現れた可愛らしさのある一作に仕上がりました。