






マスターピース HOゲージ ブラス製キット製作
今回ご紹介いたします作品はマスターピースさんのクモル154とクル144です。
今回製作したクモル・クルは1979年から1981年にかけて101系を改造した配給電車です。
本機以前に使用されていたクモル23形等は戦前に製造されたもので老朽化が激しく、当時の山手線や京浜東北線で導入が計画されていたATCへの対応が難しかった為その代替として製造されました。
車両工場と車両基地の間で部品を運ぶ任務に従事しておりましたが、輸送効率の悪さからトラックでの輸送に切り替えられた為使用機会は減少し、2021年をもって鉄道車両としての配給者は消滅してしまいました。
それでは早速製作工程を開設していきましょう!
基本構造はエッチングキットの様に外板に内張をハンダ付けして組み立てていきます。
キャブ部分の内側に内張パーツを貼る際は、手すりの穴位置等を確かめてズレないように
慎重に位置決めをしないと、その後に取り付けるパーツの位置も狂ってしまうので注意しましょう。
続いて荷台部分の組み立てです。
こちらも外板に内張をハンダ付けして補強し、外側部分にヒンジ等を取り付けていきます。
長短の区別のあるパーツもありますので、どこにどれを取り付けるか確認しないと後で酷い目に逢いますので要注意です。
基本の組み立てが済んだら、続いて屋根上の配管の再現です。
京都鉄博に展示されていた車両の写真等を参考に各配管を取り付けていきます。
続いては塗装の工程です。
先ずは前面の黄色を塗装し、写真資料等を参考に青を塗装しました。
続いて屋根上の塗装をし基本塗装は完了です。
あとは各所に車番等のインレタを貼り付けクリアコートして完成です。
如何でしょうか!
現場作業の漢の車両が再現されました。
乗客運搬の表舞台では無く、修理用の部品等を運搬するいわば舞台の裏方的存在の本車両。
自動車での輸送に切り替わり遂に裏方の仕事からも引退してしまいましたが
その特殊な形状からファンも多く最後の引退車両の展示には数多くの鉄道ファンが京都鉄博にお別れを惜しみに駆け付けたそうです。
良く見る箱型の車両とは違い、本キットは少々組み立てに癖のあるキットなので
少々組み立て難易度は高めです。
折角買った車両を失敗してお釈迦にするのは怖いなぁとお悩みの貴方!
弊社にご相談ください!