





フジミ 1/700 Scale プラスチックモデルキット製作
今回ご紹介いたします作品は日本海軍戦艦 伊勢です。
伊勢型戦艦の1番艦として建造された本艦は太平洋戦争後期には後部主砲を撤去され、甲板・格納庫・カタパルトが設置され航空戦艦へと改装され軽空母並みの戦力を持つ艦へと生まれ変わりました。
今回のご依頼は伊勢の最終時の迷彩の姿での作成です。
今回の内容も前回の瑞鶴同様ディテールアップパーツを使っての製作です。
フジミ純正のディテールアップパーツセットを軸にキットに含まれていない物は、別途ご用意頂いた物を適宜使用しております。
組み立ては説明書の順番通りにプラパーツを組み立てながら、ディテールアップパーツを組み込んでいきます。この際気を付けないといけないのは最終仕上げで迷彩にする為のマスキングの邪魔になるパーツは塗装後の取付けになりますので、塗分け箇所を良く確認しながら先に付けるか後から付けるか決めて作業を進めて行かないと後で痛い目に逢います。
ある程度組み立てが進んだら艦橋等纏められる箇所は接着してパーツの塊を減らしていきます。
甲板は塗装後に取り付けますので、塗装後に取り付けられるように干渉か所等をチェックしておきます。今回は特に手を入れずに取り付け出来ました。
続いて塗装の工程です。
先ず外舷22号を全体に塗装し、その後資料を見ながら外舷21号で迷彩を入れていきました。
奥まった場所等ハンドピースが届かない箇所は筆で迷彩模様を描き込んであります。
細部の塗装が終れば次は汚しを入れていきます。
雨だれや煤をイメージしながら、きつめに汚しました。
最後に別で塗装しておいた菊花紋を船首に取り付けて完成です。
如何でしょうか!
後部に装備した噴進砲で弾幕を張り、敵爆撃機が急降下したタイミングで急転舵する事で
爆撃を回避する操舵法で激戦を生き抜いた艦の姿がここに再現されました。
1/700スケールとなると強度やプラ素材の問題でマストが太くなったり手すりが再現されていなかったりと色々と気になる箇所が出てきます。
勿論キットストレート製作でも良く特徴を捉えた仕上がりになりますが、このようにエッチングパーツ等でディテールアップを施すと見違えるほど完成度が上がります。
拘るとキリがない位に手を入れる所が出てきてしうのが艦船の模型の様な気がします。
ストレート製作からディテールアップを施した拘りの1隻まで、どのようなご要望にもお応えいたしますのでお気軽にお問い合わせください。