AUTO MOBILIA 1/87scale 3D出力品キット製作
今回ご紹介致します作品はミニ モークです。
BMCのミニからエンジン・トランスミッション・サスペンションを流用して設計された多目的車です。
ビーチバギーとして成功しアメリカやオーストラリアのリゾート地で人気車となりました。
今回製作するキットはABSライクの素材で出力された物です。
それでは早速見て行きましょう!
3D出力品なので全体に積層ピッチが残っておりますので、全体にペーパーをあてて表面を綺麗に均していきましょう。
全長30㎜程の小さな小さなキットにも関わらずかなり細かい所まで再現されております。
その分下地処理は慎重に行わないと、思わぬ所で破損の危険があります。
窓枠や幌のステー、正面のグリル等はエッチングパーツで表現します。
HOサイズなのでエッチングパーツもかなり細いので曲げてしまったり折ってしまわぬ様注意して取り扱います。
下準備が整いましたら次は塗装の工程です。
お客様にご用意頂いた写真資料を参考に各部を塗装していきます。
塗装に際してマスキングは必要ありませんでしたが、灯火類等細かな箇所は最後に筆塗で仕上げました。
こんな小さな模型の場合運転席内部は省略されている事もザラですがこのキットではきちんと再現されていますので資料を基に塗分けます。
ダッシュボードに小さなメーターのモールドがありますのでここは戦闘機のメーターデカールの余りからそれっぽいやつを流用して仕上げました。
塗装が完了したら最後は組立です。
3D出力のキットにありがちな頭でっかちな内容なので幌の固定は糊しろが取れず組み立てに非常に難儀しました。
フロントガラスの枠と車体後端の僅かな箇所にごく少量の接着剤を塗布してなんとか固定できましたが
一つ間違うと塗装面を汚してしまいかねないので神経を使いました。
如何でしょうか!
3D出力キットは型が必要ないので、型費にコストを掛けずにキットが作れます。
その為今までならキット化が見送られていたようなマニアックな物が比較的簡単にキット化出来る様です。
日本国内のみならず、海外にも同様のキットを作る人が増えている様なので探してみると思いもよらぬキットが見つかるかもしれません。
ただし3D出力キットは今回の様に下地処理が非常に手間の掛かるものなので製作に際してはプラモデルとは違った難しさや楽しさが味わえます。
気になって購入したものの、作る自信がないなぁ…
入手難のキットだから失敗したくないなぁ…
どうしようかなぁ…
3D出力キットをお持ちのそこの貴方!
NAGAEアートプロダクションならお悩み解決できますYo!