ウルトラセブンより
超メカギャラリー01 地球防衛軍ウルトラ警備隊 ウルトラホーク1号 使用
今回ご紹介しますのはジオラマです。
バンダイの超メカギャラリーのウルトラホーク1号を使用して基地のジオラマを製作しました。
ご要望は以下の通りです。
「格納庫(地下)からカタパルト階へのリフトアップが出来る様にしたい。」
「各階に電飾を仕込みたい。」
「カタパルトが上がって発進するまでの劇中音を流したい。」
という夢てんこ盛りの仕様での製作となりました。
基地の内装はプラ板やプラ棒等のプラ材と金属パーツで工作しています。
ご用意頂いた資料を見ながら細部まで拘り再現致しました。
カタパルト部分をリフトアップ出来る様にパーツの裏側にアルミ平棒を入れて外側に出し、ジオラマ右側の切り欠きをスライドして手動で上階に持っていけるようにしています。
山肌や崖部分はスタイロフォームを切り出し形を整え、土を混ぜたマットメディウムで下地を作っています。木はかなり多くのフォーリッジ(木に見せるためのレイアウト素材)を使うのでスポンジから自作した物を着色して使用しています。
崖下は海になっているので透明エポキシレジンで大まかな海面を作り、木工ボンドで波の表現をしています。
山肌の背面下部に電飾の為のLEDやサウンドユニットを入れるスペースを作っています。
パネルはネジ留めしてあるので、改修や万が一の修理の際の作業のし易さを考慮してあります。
LEDは格納庫と山肌側でそれぞれスイッチを設けて切り替え出来る様に設計しました。
サウンドユニットは極小の埋め込み式のユニットをパネル内に埋め込み
SDカード内の発進シークエンスを再生出来る様にしています。リモコン操作も可能です。
電源はそれぞれUSBから取れるようにしています。
夢を全部詰め込んだウルトラホーク1号の基地がここに完成しました。
電飾等の仕込み無しの普通のジオラマは多くご相談いただきますが、
今回の様に可動部や電飾、音楽再生を組み込むご依頼は、着手前の設計が肝で
完成に向けお客様と綿密にお打合せさせて頂き無事完成にたどり着けました。
完全オリジナルで1から図面を製作しての製作は思わぬトラブル等もあり
思うように作業が進まない事もあり苦労しますが
完成してみると苦労の甲斐のある作品が出来上がりました。
大人になった今、貴方も子供の頃の夢を再現してみませんか?