イタレリ 1/72 Scale プラスチックモデル製作
今回ご紹介いたします作品はイ式重爆撃機です。
イ式重爆とは…以前紹介したフィアット社のBR20を陸軍が輸入した際の日本側の通称です。
イタリアの”イ”でイ式
97式重爆が配備されるまでの間の繋ぎとして使用されたました。
購入にあたっては満州産の大豆と物々交換だったとの説もあるそうです。
大豆と交換…
キットはBR20として組めるだけでは無く、今回のイ式重爆としても組める様にデカールが付属しております。
それでは組立から見て行きましょう!
基本的な組立順は他の爆撃機と大差ありません。
内装を組立塗装した物を外装に組み込んで組み立てていきます。
気になるパーツの精度ですが……
接着面で大きくズレる事も無くパテで整形しないといけない程ではありませんでした。
比較的古い金型のキットなので不安でしたが意外と優等生でした。
組立の次は塗装です。
第二次大戦当時の機体は資料が残っていても白黒が殆どなので、資料集めに苦労しますが
ネット上で散見する資料や手持ちの資料を参考に色味や三色迷彩の塗分けを施しました。
これが正解って色味が見つからないのが中々歯痒い所でもあります。
塗装は黄→緑→茶の順番で塗装していきました。
資料を参考にマスキングしていけば難なく塗分けられます。
ベタで塗るとどうしてものっぺりして玩具っぽくなりがちなので、パネル毎に塗装してくたびれた感じを演出しました。
最後にデカールを貼って全体の調子を整えて完成です。
如何でしょうか!
大戦期の機体でもマイナーな部類のイタリア機
そしてその中でもマイナーな機体の帝国陸軍仕様
イ式重爆の仕様で製作された作例はあまりない筈です。
只今弊社ではミリタリー成分が不足しておりますので
貴方のご依頼をお待ちしております。
各国を代表する名機からマイナーな機体まで、どんな機体でもお好みに応じて製作致します。