「装甲騎兵ボトムズ」より
ボークス 1/24 Scale レジンキット製作
スコープドッグをはじめ、登場するロボット達のデザインが斬新なのと、大きさも巨大過ぎずコックピットへ搭乗の仕方も含めて、スーパーな部分が少ない事もあって、未来には実現していそうなメカ設定が妙にリアル(?)でした。
今回製作した『ブラッドサッカー』は、ボトムズに搭乗するアーマードトルーパー(通称:AT)の中でも、敵役ながら非常に人気の高い機体です。
このキットに関していえば、左右対称の装甲パーツも多く、中には角度だけ微妙に違う複数のパーツがあるため、仮組みをしながらつい間違えてしまうというややこしい部分もありました。
前述のとおり、ややこしい上に装甲パーツが多く、平滑な表面処理でもキチンと施さないと組み上げた時にソコだけ目立ってしまう事態になりかねません。
また、接合部の合いは悪く無いのに、可動モデルのせいか変に隙間が空いてしまう部分もあり、仮組みの時はちゃんとしてしていたのに、実際の完成組みの時に「なんでここがピッタリ合わないの?!」なんてこともありました。
おかげで塗装までしたにも関わらず、再び造形に手を加えざるを得ないこともあり、予想外に手間がかかってしまった作品でもあります。
それでも可動という意味では、画像にはありませんが、パイロットが乗降するための変型姿勢も再現可能ですので、ガレージキットといえども、さすがはボークスといった所でしょう。
もちろん、パイロットが搭乗した状態でもコックピットの開閉も可能です。
キットに付属の完成見本写真を参考に色合いを調色してみましたが、黒ではない深みのあるカラーを再現する為に、バランスよく重ね塗るテクニックも同時に使用しています。
特にショルダーの「赤」は、『エッ?』と思われるような色をグラデーションのように薄く重ね吹きをしているので、画像では分かりづらいですが、不思議な変化をする塗装をしています。
こうして、様々な紆余曲折を乗り越えながら、やっと完成した「ブラッドサッカー」です。