フクシマ HOゲージ ブラスキット製作
ディーゼル気動車ファンの皆様! お待たせ致しました♪
今回は、運転台がまるで展望車みないな形をした、キハ07形です。
そして気が付かれた方ッ! 貴方は鋭い!!
そう、車番をよ~く見て下さい。
今回は敢えて、旧国鉄時代の『キハ42500形』!
そう、川崎車輛が僅か3輌しか製造しなかったディーゼル機関搭載用の試作車のうち「キハ42501番車」を再現しました! ・・・といっても、当時は戦時中ということで開発も途中になってしまい、実際にディーゼル機関を搭載して実用走行をしたのは、戦後にガソリン機関だった「キハ42221番車」をディーゼル化の改造をして『2代目 キハ42501番車』となってからになります。
そして最後には「キハ07ー2」としてその幕を閉じました。
さて、製作上でも苦労させられるのは、独特の形状をした運転台とその周りですね~。
ライトやジャンパ線などの補機類もそうですが、曲面に合わせて取付けるものは、位置的なバランスも取り付け後の細部エッジ出しも、なにもかも面倒に感じてしまいます。
それでも、だからこそと思ってキチンと作り込むことで、イメージ通りの組み上がりとなります。勿論、書籍や画像などの資料とも睨めっこしながらですけどね。
塗り分け自体は真横なので、簡単そうに見えますが・・・
資料をよ~く見ていると、手摺にも塗り分けがされている箇所があるので、これもパーツを取付けてからマスキングして塗り分けます。
当時の時代が時代だけに、カラー資料が少なかったり、いろいろな遍歴をもつ車輌ですから、中には同じ車輌に見えないものまでありますが、色合いは結構拘って再現しました。
如何でしょうか?
戦前時代の流線型車輌は、戦後の流線型車輌とはまた違った趣きがあって、それはそれで味があると感じています。
鉄道の場合は、時代背景や経済情勢、走行区間や車輌製造業者によって、まさに1輛1輛の顔があるのです。模型はその一瞬を切り取った形の1つです。
単に完成品を求めるだけでは無く、一度はプロが作るワンオフの1輛を手にしてみると、そのことが良くご理解頂けるのでは無いでしょうか?
多くの皆様の心に残っている車輌を弊社にご依頼下さい。
必ずお気持ちにお応え致します!