エヌ小屋 Nゲージ プラスチックキット製作
今回製作しましたのは京都市交通局N電の1号電車末期仕様と梅小路公園保存車仕様です。
かつて京都市が運営していた路面電車・京都市電で使用されていた電車です。
今回のご依頼はディスプレイ用という事で、動力化はしておりません。
末期仕様はキットをストレートで製作、梅小路公園保存車使用は同メーカーから発売されているエッチング製のグレードアップパーツを使用して製作しています。
まずは組み立てから。
末期仕様の組み立てはプラキットのストレートでの製作になります。
特に加工が必要になると言う事もないですが、なにぶん小さいキットですので慎重に行いました。
梅小路公園保存車仕様は上記の通り末期仕様のキットに、別売りのグレードアップパーツを使用して組み立てます。前面やポールの形状がまるっと変更されます。
エッチング製のパーツで曲げたり、重ねたりして組み立てます。パーツを取り付ける際もそのまま取り付けるのではなく、そのための加工が必要な事が多く苦労しました。
塗装についてです。
古い車両にも関わらず幸いにも現存している車両ですので(さすがに塗り直しされているので当時のままではないですが)実車の画像を良く確認して調色しました。
ベージュと緑、ベージュと茶色、とメインの色の塗り分けは勿論大事ですが、当時の車両らしく窓枠や床、壁の一部が木製であったりシートの色であったり内装等細かい所まで拘って塗装しています。
仕上げは光沢に近い半光沢で仕上げています。
ヘッドライトのレンズがキットには入っていなかったためUVクリアジェルを使用しました。
如何でしょうか。
路面電車のNゲージということで大きさで言えば5㎝ほどの小さい作品ですが、かなり細かく拘って製作できたと思います。