アオシマ 1/32 Scale プラスチックモデル製作
いすゞ、ふそう、UD、三菱・・・トラックのメーカーは数多くありますが、今回は日野のトラックを製作しました!
このダンプは昭和52年式の、グリルの形状が改められた後期型を基にキット化されています。実車は現在も根強い人気があり、デコトラのベース社となる事も多い車輛です。
早速作っていきましょう!
キットは2006年製のもので、状態は比較的良好です。トラックのキットは最新キットでも古い金型を使っているものもありますので、購入時にパーツの状態を良くチェックしましょう。バリが多く出ていたら、古いキットである可能性が高いです!
各部の擦り合わせを行いながら、まずはウレタンコートをするキャブとトレーラー部を処理していきます。成型の都合上分割されているパーツもありますが、塗装が回る範囲であればこの段階で接着しておくと綺麗に仕上がります。
シャーシはしっかり設置するかを確認しながら仮組みをします。大きなキットになりますと、些細なずれでタイヤが接地しない! なんて事も起こりかねないので、気をつけて合わせていきましょう。
今回の塗装はキットの指定通りに行いました。キャブはベージュがかったホワイトを全体に吹き、朱に近い赤をマスキングして塗装します。全周に入る黒ふちのラインは、きっちり測って塗装で再現! デカール処理もアリですが、色を合わせる手間を考えると塗装で再現した方が綺麗に仕上がります。
塗りわけた後は、弊社お得意のウレタンコートで重厚な光沢を表現します。キャブまわりやラインの入ったサイドに目がいきがちなキットですが、荷台の底板がいかに綺麗に仕上がっているかで、最終的な完成度に大きく影響が出ます。バッチリフラットな状態にして磨き上げました!
デカールはキットのものが劣化していた為、弊社で作り直しています。ワイパーは他社のエッチングパーツに置き換えて、リアリティばっちりに仕上げました。
完成した日野ダンプは、重量感が溢れながらも新車の光沢を放つ、綺麗な完成品に仕上がりました!
トラックのキットは根強いファンが多くいらっしゃり、発売後しばらくすると店頭から在庫がなくなり、入手困難になる事が多くあります。流行り廃りが無いところが、トラック模型の魅力ですね。