カラミティ 1/100 Scale レジンキット製作
珍しい海外ディーラー(なんとイタリアのディーラー)のオリジナルキットです。
そこかしこに、「ん?!」と思える様なデザインが取り込まれているようにもみえます。(笑)
しかもキットのタイトルが『ガルバリディ』・・・・・
「ガルバルD」ではないです(^^;)
完成体はご覧の通りですが、FSS(ファイブスター物語)系やガンダム系に見覚えがありそうな部分の造形がチラホラ・・・
肩のシールド部分の紋章と部隊番号(?)マークキングは意味深げでかなり面白そうじゃぁないですか!
おそらく、この原型製作者はなんらかの形で某メカデザイナーにリスペクトされているのではないだろうか? と、勝手な想像をしてしまいます。
見た目も重装甲スタイルですが、パーツ点数が多いこともあって、完成した時の重量もやはり結構な数値となっていました。
さて、製作としての観点では、とにかく各パーツの下地処理がもう大変!
パーツ点数もかなり多いのですが、そのほとんどに湯口位置やパーティングラインが「何でこんな所にあるんだよ!!』って感じに・・・もう、涙ものです。
それでも、めげずに本来のパーツ形状を目指して根気よく丁寧に形成していきます。
一通り、パーツが綺麗な形になった所で、仮組みをして軸打ちをします。
ここでは、かなりフクザクな装甲形状もあって軸はいらないまでも、どうしても接着じゃないと組めない部分もあります。
もちろん、事前に接着しても塗装に支障が無い部分は先に接合しておきますが、中にはどうしても仮組み時点では接着も軸打ちもやり辛い箇所があるので、そこは位置だけ合わせてみて方針だけを決めておきます。(本組みの時にはちゃんと固定します)
塗装は装甲色自体がそれほど塗り分けが多い訳ではないのですが、前述の通り、パーツ数は結構な数があるので、小さなパーツから大きなパーツまで、マスキングの量はハンパない位にあります。
マーキングや細部のディテールにはエッチングパーツが用意されていて、そのおかげでこれだけゴチャゴチャ感のある機体にも関わらず、細かい所にこだわりとメリハリのあるキットになっています。
完成直前に組み上げてから最後はドライブラシで汚し塗装を施しますが、組み上げ前に少しだけ汚す部分を想定した下塗りもしておきます。
ドライブラシでは表現出来ない汚れ方はこの時点で、塗装に少し手を加えておきます。
その為、本組立てを行なった際には、墨入れ&可動汚れのみが施された、装甲が綺麗な(笑)機体が出来上がります。
最後は平面から奥まった部分まで、必要に応じて様々な太さや形の筆を使って、ドライブラシでウェザリングを整えて仕上げます。
さて、ご覧頂いている『ガルバリディ』は如何でしょうか?
これだけ重厚感があると、デザインやポーズに関わらず、やはりそれなりの迫力がありますよね♪
このように、取扱説明書に日本語が無くても(もちろんイタリア語が読める筈も無いです)キット自体に異常が無い限り、どんな作品でも製作は可能です!
ガレージキット製作のノウハウも、長年に渡って相当数の完成品を作ってきた「NAGAEアートプロダクション」のスキルです♪
ご相談もご依頼も、安心してお任せ下さい!!