大阪亀屋 HOゲージ ブラスキット製作
今回ご紹介致します作品は亀屋のJR四国N2000系です。
四国山地を縦断し急こう配・急カーブが続く土讃線での特急列車の速度向上を目的としてJR四国と鉄道総研が共同で開発した日本初の制御付き振り子式車両であり振り子式気動車としては世界初の導入例だったそうです。
今回の製作では数ある編成の中から南風としまんとの組み合わせで製作いたしました。
それでは早速中身の解説へ行きましょう!
パーツの構成はブラスキットを見た事ある人なら想像がつくような基本的な構成です。
ボデーパーツの前後に妻板または全面の顔、エアコンやベンチーレーター本車両の特徴ともいえる排気管といった構成です。
床下機器や台車関連のパーツは別途購入する必要があります。
組立も特別注意する点は無く、似たような構成なので自分が現在どの車両を製作してるのかさえ間違わなければ問題ありません。
このキットで難しいのは組立では無く塗装です。
ご覧いただいた通り窓の周囲は赤と青の塗分けがあり、良く見ると赤と青の間に白いラインが入っています。
塗装の順番をよく考えて進まないと、発色が悪くなってしまうので注意です。
塗装は白から始め、赤→青→シルバーと進めて行きました。
車両のどこが塗分けの起点なのか実物を良く見てマスキングしていきましょう。
窓の周辺はモールドがありますので真っすぐにマスキングするのが困難です。
塗料の吹き漏れが発生しがちですが、綺麗に仕上げるためにも事後の修正は必須です。
最終組み立ては似たような部品が多いので、これもどの車両にどのパーツなのかしっかり確認しながら取り付けていくとよいでしょう。
今回の製作で拘ったのは室内の表現です。
自由席・指定席で室内の色味が違ったりとそれぞれの差をつけて室内は塗分けてあります。
シートの細かい模様までは再現出来ませんでしたが、それっぽく塗分けて設置してあります。
5両分ともなると相当な数の座席数なので同じ作業の繰り返しはきついポイントでもありますが完成後の仕上がりを想像しながら乗り越えました。
先頭車の床には絨毯の模様も再現致しました。
如何でしょうか!
ステンレス車体に赤青の塗分けが目を引くかっこいい車両が完成しました。
難易度の高いキットや癖の強いキットでも何でも製作いたします!
気になった方はお気軽にお問い合わせください。