「機動武闘伝Gガンダム」より
B-CLUB 1/144Scale レジンキット製作
今回ご紹介する作品はB-CLUB 1/144 デビルガンダム第一形態です。
1994年頃に発売されたとの事でかれこれ28年も前の商品です。
ガレージキットの商品特性上あまり多くは販売されていなかったのでしょうがそんな昔の商品が手つかずのまま残っているのには驚きです。
さて早速中身の確認を!
まだまだ手で原型を作っていた時代の商品なのでカッチリとしている箇所と若干温い箇所と見受けられますが概ね作中の禍々しい雰囲気は再現しているように思えます。
蜘蛛というか甲殻類の様な脚の上にガンダムが乗っかっているようなデザインはいい意味でのキモさが出ていますね。
基本はストレートでの製作なのですが、ハンドパーツのみお客様のご要望で大きめの物に交換してあります。
作業の方の解説を!
パーツ数が多くまたデカいパーツもありますが、基本的な工作は他のレジンキットと変わりません。
ゲート跡、気泡跡、埋まったモールドの掘り直し等の工程を経て一つ一つのパーツを磨いて処理していきます。
胸の緑色のパーツは一体成型でしたので、モールドを削り取ってHアイズに交換してあります。
この時代のレジン製ガレージキットに良く見られた構造なのですが関節にポリキャップを仕込めるようになっていて、完成後に動かして遊べるようになっています。
と言ってもこのデザインだと動かして遊ぶも何もありませんが…
人型のロボットの場合、関節が動く事によりある程度のポーズを付けて飾れますがレジンのムクで出来ていますので、その重さの為関節が保持できない事も多く結局好みのポーズで関節を固めて飾るしかないなんて事もありましたね。
下処理が終れば次は塗装の工程です。
当時のアニメの色味等を参考に塗装していきます。
マスキングが必要な箇所も多いので塗装の順番もよく考えて進めて行きましょう。
今回頭部のアンテナはお客様のご要望で黄色では無く白で塗装しました。
塗装が終れば次は組立です。
バラバラだったパーツ群がどんどん減って行く様は爽快な気分になります。
下半身の脚は数が多いので位置関係や角度等がかなりシビアです。
一本づつ取り付けずに全体のバランスを見ながら調整して取り付けました。
また接着面も広くないので金属軸での補強は必須でした。
如何でしょうか!
Gガンダム放送当時でもプラモデルでキット化されたのは第三形態だけでしたので第一形態の立体物はかなりレアなアイテムです。
今となっては手に入れにくい商品ではありますが、もしお持ちでしたら完成形にして飾ってみませんか?