タミヤ 1/32 Scale ミニ四駆製作
今回は弊社の数あるご依頼の中でも珍しい作品のご紹介です。
タミヤのミニ四駆をディスプレイ用に塗装で仕上げました。
マシンは販売当時大人気であったビークスパイダーです。
ビークスパイダーの登場は1995年とかなり昔の商品ですが、今回製作したのは2014年にリニューアル販売された「ビークスパイダー プレミアム」を使用しています。
ミニ四駆といえば走らせ、競わせるのが醍醐味ですが、このデザイン性からディスプレイとして映える作品になります。
今回の内容としては形状の変更は行わず、シールを使わず塗装で再現します。
通常のプラモデルを作る時同様に、ゲート跡、パーティングライン、パーツ表面のヒケ、のそれぞれを処理します。
ベースの黒を塗装し模様の赤や窓のゴールドを塗装します。
ここまでは普通の作業ですがここからミニ四駆塗装ならではの作業になります。
ミニ四駆を完成させるときには模様やロゴをシールを貼って再現しますが、今回は塗装で再現するということでまずはシールをスキャニングしてデカールデータを作成し出力します。
自作のデカールですとどうしても細かい印刷のピッチが出てしまいます。
また完全に色を一緒にすることが出来ません。そこでデカールを一通り貼った後クリアーでコートして、デカールの模様に沿って筆塗りしていきます。
今作の場合細かいクモの巣柄が全面にある為かなり神経を使いました。あまり厚く塗りすぎると表面がデコボコしてしまうので薄く均一に塗る様に心掛けました。
如何でしょうか。
全面塗装で再現することにより走らせるのが勿体ないほどの仕上がりになりました。