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キハ20

長崎県 T・M 様ご依頼品
モデルワーゲン ブラス製キット製作 HOJゲージ

今回ご紹介致します作品はキハ20です。
キハ20系はキハ10系の車体を大型化して昭和32年に登場した一般形ディーゼルカーです。
単行から長大編成まであり、キハ20系同士の他、キハ10、キハ55、キハ58、キハ40系列の気動車なと、混結もよく行われていました。
キハ20形は単行でも運転できる両運転台付の車両で、後年、クリームと朱色のツートンカラーから朱色5号一色の、首都圏色と呼ばれる塗装に変更されていました。

今回の車両はお客様ご自身が幼少期に駅の近くに住んで居られて、家の窓からも良く見た車両とのことです。
ディーゼルエンジンの独特な駆動音も聞いていたとの事で
製作の合間にも当時の思い出を語って頂いた思い入れのある1両です。
青3号と黄褐色の旧塗装では無く、朱色とクリームの新塗装でのオーダーです。

組立に当たっては別でご用意頂いたヘッドライト・ベンチレーターを取り付けられるように加工した以外は基本的には説明書の通りの組立です。
説明書と実車資料を良く見て組立を進めて行けば車体の組み立ては完了です。

続いて塗装の工程です。
先ずクリームを塗装してからマスキングしての朱色の塗装です。
お預かりした資料に合わせて調色した色でそれぞれ塗装してあります。
今回の塗装で難しいのはヘッドライトに朱色が巻き込んでる箇所のマスキングです。
自然なラインでおでこからヘッドライトに繋がる様にマスキングしていきますがヘッドライト周辺を取り上げた写真資料が少なく、見つかった資料も車両によってラインがマチマチで、これ!といった答えが出しにくかった事を記憶しております。
メーカー完成品の様に九州塗で誤魔化す訳には行きませんので、ここは腕の見せ所です。
様々な資料を見て納得の行くラインで落ち着かせました。

塗装が終れば組立です。
別で塗装しておいたパーツをそれぞれ接着して床板と合体させて完成です。

いかがでしょうか。
単両ではもちろんの事、旧塗装や他の形式の気動車と連結させても様になる1両の完成です。
押入れに眠る思い出の1品を完成形にしてあげませんか?

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