「宇宙戦艦ヤマト」より
千葉県 S.O 様 ご依頼品
バンダイ 1/350 Scale プラモデルキット製作
今回ご紹介させて頂きます作品はバンダイ1/350 宇宙戦艦ヤマトです。
74年TV版の宇宙戦艦ヤマトを究極版のプラモデルとして商品化したもので、
1/350のスケールで完成時の全長が約766mmにもなるキットです。
本キットには可動・電飾・音源のユニットが付属しており、砲塔や砲身・パルスレーザー砲が可動し
ブリッジ内の照明や後部エンジン・波動砲が光り、それぞれの発射音まで再現されている為
飾って良し・遊んで良しの存在感・満足度の高いキットです。
宇宙戦艦ヤマトはカットによって青っぽかったりグレーっぽかったり、グレーでも濃淡それぞれあり
お客様それぞれにイメージする色味が違うのも特徴の様ですね。
甲板が白のバージョンもあるようですね。
今回のヤマトはお客様のご要望により明るいグレーで仕上げてあります。
2007年発売のこのキットは基本的には接着剤不要で設計されており、説明書の通りに組み上げていけば
パーツ数は多いですがすんなり組み上がります。
素組みで塗装無しで飾る方は組立工作自体を楽しんで作れますが、今回のこのキットの製作の山場は塗装に入る前段階にあります。
パーツが大きいキットの宿命とでも言えばいいのでしょうか、外板の裏側に補強用のリブがあるのですが
パーツのほぼ全てに広範囲のヒケが発生していますので、そのヒケのを綺麗に消していく作業が延々続きます。
それに加えて接着剤不要のキットがゆえに取付けダボの箇所も引けております。
ヒケの浅い箇所はペーパーで均すだけで消えてくれますが、強度の必要な肉厚なパーツのヒケは割と深いので
パテを盛らないといけません。キットを美しく仕上げる為に避けて通れない道なので覚悟を決めて取りかかります。
下地処理が終われば続いて塗装の工程です。
資料を参考に調色した塗料で塗装していきます。スナップフィットモデルはある程度組んだ状態で塗装出来るのが強みですね。
ここではパネルごとに色ムラが出ない様に注意して塗装していきます。
塗装が完了したパーツは説明書の順番で組立てて行きますが、ここではメカのユニットを組み込みながら組立てて行きます。
配線がゴチャゴチャしがちなので、どことどこが繋がってどこに収まるのかしっかり把握してから組み込んで行きましょう。
適当に突っ込むと変な所でひっかかったり、テープで固定し難くなったりしますのでご注意を!
船体が完成したら後は艦載機とフィギュアの塗装です。
こちらも資料を参考に塗装していきますが、基本色以外はほぼ筆塗りになります。
息を止めて失敗しない様に塗装していきましょう。
クルーのフィギュアは1/350スケールなので実際は4~5mm程度しかありません。
米粒に写経するよりは気が楽なのでここは最後の気合いで臨みます!
フィギュアは軟質素材で成形されていますので、専用のプライマーを塗るのを忘れない様にしましょう。
台座に船体と艦載機を所定位置に固定したら完成です。
お客様のご要望でクルーフィギュアも台座に固定しました。
これにて宇宙戦艦ヤマトの完成です!!
如何でしょうか!雄々しい姿で宇宙を航海しイスカンダルへと向かうヤマトがここに再現されました。
今回は汚し塗装はしておりませんが、建造時の綺麗な姿から歴戦の勲章を船体に刻んだ姿まで
貴方のイメージのヤマトをお届け致します!
是非お気軽にお問い合わせ下さい!