





タミヤ 1/24 Scale プラスチックモデルキット製作
スーパーカーブームを語るにはこの作品の存在は外せません。
伝説的ヒット漫画「サーキットの狼」には多彩なマシンが活躍しました。
現在でも根強い人気を誇る為作中のマシンを再現したキットが販売されていますが、中には主役級の存在だったにもかかわらず未だ商品化に恵まれないマシンもあり、今回製作したランチアもその中の一台です。
日光レースで主人公の風吹裕矢が駆ったマシンを製作しました。
本作例を製作する為にお客様からご用意頂いたキットは、元々はタミヤのモーターライズシリーズとして発売されたモデルです。
特徴を良く捉えたキットなのですが、キットそのものが古いのと金型の経年劣化を感じさせるパーツ精度で、先ずはバリの除去やうねった表面の整形から始めました。
パーツ構成は非常にシンプルでモーターライズを前提としているため、内装はコクピット回りをシンプルに再現するに留まっています。
上記の都合で処理に手間はかかりますが部品点数は少ないので早い段階で完成形が見えてくるキットでもあります。
塗装からが今回の製作の本番です。
幸いこのマシンは漫画イラスト以外に京商からミニカーが発売されていた為、塗り分けやマーキングが入る位置を割り出すのに苦労はしませんでした。
先ず印象的な紅白カラーに塗り分けます。シンメトリーが出る様に注意しながら塗装を進めて行きます。
各部の文字や数字を再現する為にデータを作りデカールを自社で作成で対応しています。
しかしこのデカール作りが厄介で、参考にしたミニカーと本キットでは面の解釈が若干異なる箇所がある為、参考図通りにデザインを起こすと肝心のキットにフィットしないことが判明しました。
特に側面の10の数字は角度がついている事からも調整が難しく、何度も試作を重ねて車体に合わせ理想の形状に落とし込みました。
デカールを貼り込んだらいよいよウレタンコートです。
本体に美しい光沢を与えるだけでなく研ぎ出しによりデカールの段差を失くす効果もあるので、今回の様な作例では効果的です。
ちなみにこのキットにはパイロットフィギュアが付属しています。
座らせるかどうかはお好みですが今回は漫画イラストの資料を頼りに可能な限り裕矢を再現して搭乗させました。
完成したランチアは、漫画からそのまま飛び出してきた様な、迫力満点の仕上がりになりました!