





モデルファクトリーヒロ 1/43 Scale ホワイトメタル製キット製作
最強のマシンと誉れ高い不朽の名車ポルシェ956のIMSA-GTP(国際モータースポーツ協会)クラス用に開発したレーシングカーがポルシェ962です。
基本的な構造は956と同一で、IMSA-GTPが定める安全基準に一部満たしていなかった箇所を解決したモデルで、後にツインターボを搭載した車種がこの962Cです。
元のマシンが首位を独占してしまう程の最強マシンだった為、962も不動の首位を築き上げる・・・と思われていましたが、各メーカーの開発競争激化に伴いどこのマシンも性能が右肩上がりに上昇していき、88年には日産車が優勝数9回を重ねる一方で962は優勝回数3回にとどまり、時代の変化を感じずにはいられない状況でした。
それでも設計の優秀さは長い間評価され、94年までの10年間採用され続けたのです。
今回はモデルファクトリーヒロのフルオープンモデルを製作しました!
MFH製キットは箱を開けた時の圧倒的な数のパーツ群が特徴であり尻込みしてしまう点でもあります。極小の部品が相当数入っているので、面倒がらずにパーツチェックをしましょう。
プラモデルでは再現されていない様な内部パーツも忠実に再現している為、形状や取り付け位置の確認の為にもしっかりチェックをするべきです。
ほぼ全身ホワイトメタル製で、精度は高いものの素材の形質上どうしても歪みが発生してしまうため、特にカウルは下地のプライマーをかける前にカウル同士がぴったり合うよう矯正します。
カウルは閉じた状態も製作出来ますが、今回はお客様のご要望でオープンさせたままの状態としています。
説明書には各部品やコードが走る位置が詳細に記載されていますが、分かり辛い部分もある為実車写真を参考に細かい詰め込みを行っています。
カラーリングはご指定のワークス仕様のShellカラーとしました。
各塗り分けを再現する為のデカールが付属していますが、綺麗に見せる為には塗装で仕上げるのが一番です。
デカールを参考に微妙なカーブラインをマスキングで再現し、塗装をかけていきます。
コピーしたデカールシートを台紙にして切り出すとより正確かつ簡単にマスキング出来ます。
1/43の小さなボディにも、抜かりなくウレタンクリアーをコートを施します。
小さい分普段作り慣れている1/24のプラモデルよりも細かくて研ぎにくい部品があります。
隅々まで磨き出す事で、実際のスケールを感じさせない本物らしい仕上がりになります!
最後に組立てて完成ですが、事前に仮組みをしておかないとホワイトメタル同士の小さな歪みが原因で全体が大きく歪んで見えてしまうことがあります。
仮組みした上でも予期せぬ合いの悪さが見つかる場合もありますので、その際は都度曲げたり削ったりして対処しなければなりません。最後まで気を抜かずに挑む事が大切です。
完成した962Cは細部まで作り込んだ甲斐あって、実車さながらの完成度となりました!