





フジミ 1/24 Scale プラスチックモデル製作 一部改造
国産の大型四輪駆動車の代表格と言えば、トヨタのランクルです!
初めてランクルの名称がついたマシンが発売されたのは、なんと1954年の6月。日本車では最も歴史の古い車種になりました。
特に海外で人気が高いのは今回製作したマシンの基となった100系で、この車種のみを狙った窃盗団が出現する程需要が跳ね上がっていたのです。
今回はランクル100系のキットをベースに、レクサスから発表されたランクルシグナスへ改造しました!
素の100系とシグナスの大きな相違点は、フロントライトとホイールです。
他にも内装や足元灯等のポイントがあるので、お客様からお預かりした資料を基に改造を施します。
ライト回りはポリパテとプラ材で形作り、写真と見比べながら成型を施していきます。
レンズも自作して、後で部品がぴたっとはまる様擦り合わせをしっかり行います。
ウレタンコートの厚みを考慮して、やや余裕を持たせて入れられるようにするのがポイントです。
今回の最難関は、ホイールでした。
ホイールはシンメトリーをきっちり取りながらも、スポークの特徴的な形状を出す必要があるからです。 弊社は原型製作も行っている都合上、複製を取る技術があるので、ホイールのマスターを作製後は複製して同じホイールを揃えました。
塗装はブラックをウレタンコートして、重厚感溢れる仕上がりに!
また、今回は実車でメッキが施されている部品にハセガワ製ミラーフィニッシュを貼り込み、強い光沢を再現しました。
内装はお預かりした資料を基に、模型で再現されている範囲で塗り分けします。マットな室内とボディの光沢感とのコントラストが映える仕上がりになりました。
完成したシグナスは、100系のベースを残しながらもしっかりシグナスの特徴を捉えた、ワン&オンリーの完成品に仕上がりました!
沢山のカーモデルがキット化されている昨今ですが、今回の様な製品化されていない仕様は沢山ございます。
こうしたキット化されていないマシンの再現もまた、模型の魅力だと思います。