アオシマ 1/24 Scale プラスチックモデル製作
シルビアと言えばこのマシン! S13は現在でも愛好家が多く、アフターパーツの普及率が高い事からカスタムのベース車としてもよく選ばれます。
グレードはJ’s・Q’s・K’sとあり、今回製作したK’sは3グレードの中で唯一のターボ搭載車であるため特に人気が高い車でした。
さっそくマシンを製作しましょう!
アオシマ製のキットは少々古いながらも形状やパーツの合いが良好で、現在の目で見ても良作と言えるクオリティです。
モールドやエッジが甘いのが気になるので、ボディのモールド彫り直しを行います。スジ彫り道具は使い慣れている物が一番ですが、弊社では30度刃のカッターの先端で角度を微調整しながら彫り込んでいます。ゲートやパーティングライン処理もカッターでこなしますので、いちいち道具を持ち替える手間が省けます。
ボディーカラーはブラックなので、細かな傷も見逃さず下地処理をした後に黒を吹きます。黒は埃等が混入するととても目立ちやすいので、もし塗装時に埃が入ってしまったら乾燥後にサンドペーパーで部分的に磨いてもう一度薄く塗装しましょう。
ウレタンコート後は磨ぎ出しに入りますが、黒系の色は埃同様傷が目立ちます。細かな傷も見逃さずコンパウンドで磨きとります。ずっと磨き続けていると磨き布にコンパウンドのカスが溜まり、かえって傷が入ってしまう事もあります。そうならないよう、こまめに布をはたいてカスを落としましょう。
今回のキットはエンジンルームが再現されたモデルです。内部もそれぞれ再現していきますが、説明書の指示と実車とは配色が異なる場合がございます。より本物らしく再現したい場合は、なるべく実車資料をもとに塗装をしましょう。
組立てて完成したS13は、往年の勇姿が全体から溢れる仕上がりになりました!