フェニックス HOゲージ ブラス製キット塗装
今回ご紹介する作品は西武鉄道のE851形電気機関車の紹介です。
弊社へご依頼頂く電気機関車ではかなり珍しい車両です。
この車両は1969年に西武秩父線が開業した時に新設された電気機関車で外形寸法・自重・牽引力・定格出力といずれも私鉄最大級を誇った電気機関車でもあります。
西武鉄道の社内ではジャンボの愛称で呼ばれ、西武線で貨物輸送が全廃となった1996年まで活躍しました。
今回は生地状態まで組まれた商品の塗装のみをご依頼頂きました。
自宅に塗装環境が無い方、そもそも塗装が苦手な方等様々な事情をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、弊社では塗装から仕上げまでや組み立てのみでそこから先はご自身でという方まで
お客様の事情に合わせてご依頼を承っております。
商品と一緒に特集本も塗装の参考にお預りしましたので、その資料の色味に合わせて特徴的な赤とアイボリーを調色して揃えます。
この資料のこの色!という指定を頂く場合はそれに合わせて調色しますのでご相談時にご指定頂けますと幸いです。
塗装は先ずはアイボリーで全体を塗装します。
塗装が終ったら塗装面のチェックをします。
この段階でゴミの混入や傷などを修正しておかないと、次の赤を塗装してからでは修正が非常に手間の掛かることがありますので面のチェックは隅々まで行いましょう。
続いて資料を見ながらアイボリーをマスキングしていきます。
広くマスキングする箇所は左程苦労しませんが、それでもラインが寄れていないかどうか塗装前に細かくチェックしてしっかりとマスキングしましょう。
続いては難関の細い箇所のマスキングです。
勝手は広い方と同じなのですが、ラインが細い分マスキングテープが寄れやすいのでこちらも貼付け後に歪みが無いか丹念にチェックしましょう。
塗装後に寄れに気づくと修正が本当に大変です。
ボディ色の塗分けが終りましたら、続いて屋根の塗装です。
最後にボディ側面に西武鉄道の社紋デカールを貼れば完成です。
如何でしょうか!
私鉄ならではの特徴的な電気機関車がここに再現されました。
先にもお伝えしましたが、今回の様に塗装から先のみや組み立てまでといった部分部分でのご依頼でも承っておりますので
変なお願いだから遠慮しちゃう…相談しにくいなぁ…
なんて事は御座いません!
どんな些細な事でもご相談下さい。
貴方の理想の車両を完成させるお手伝いをさせて頂けますと幸いです。