夢屋 HOゲージ ブラス製キット製作
今回ご紹介致します作品は夢屋さんのDF40です。
国内の車両メーカーが国鉄や海外に売り込みをかける為に独自に設計試作した機関車が本機です。
9形式が国鉄に借入られ一部は後に国鉄により正式に購入されました。
本機はその試作機の中で本線用として製造されたものです。
製作の方を見て行きましょう。
キットの構成はごくごく普通の構成なので
ボディ本体に全面の顔パーツを半田付けすることで形になります。
ブラスキットのセオリー通りに組んで行けば問題無く形になります。
特段擦り合わせが必要な箇所もなく非常に素直なキットでした。
完成時の塗装を考えて先に付ける後で付けるとパーツを分けて組み立てて行きましょう。
屋根上のラジェーターファンは別パーツになっており完成後に指でクルクル回せます。回す必要もありませんが…
本体の組み立てが終れば次はいよいよ塗装です。
今回は登場当時のスカイブルーに黄色の帯の塗装を再現します。
と簡単に説明しましたが、この車両カラーの資料が調べても出てきません。
珍しい車両のご依頼を頂いた際の難点がこういった資料の少なさなんですよね。
欧州へ輸出を目論んでいたという情報を頼りに、ヨーロッパの機関車の水色等を参考に色味を決定しました。
まずは車体の裾に黄色を塗装し、その後で水色を塗装していきました。
最後に屋根をグレーで塗わけて基本塗装は完了です。
運転窓のサッシ等に挿し色をして完成です。
如何でしょうか!
国内では割と珍しいカラーリングの本機
全体なデザインやカラーリングからどこかヨーロピアンな雰囲気も感じます。
完成品で販売されていない珍しい車両はキットがあるだけでも有難い物ですがキットの場合は組み立てと塗装が必須になります。
是非この機会に眠っている車両を完成させて走らせてみては如何でしょうか!