カツミ様 ご依頼品
ピノチオ HOゲージ ブラスキット製作
今回ご紹介いたします車両は今は亡きピノチオさんのクモハ40です。
国鉄40系電車は旧鉄道省が製造した20メートル級3枚扉ロングシート車両の便宜上の呼び名で鉄道省としては初の鋼製車両です。
今回は富山港線で使用されていた40076を製作致しました。
キットはブラスキットの標準的なパーツ構成です。
一度でもブラスキットを組んだ経験のある方でしたら問題無く形に出来ます。
実車資料を参考に配管固定用の穴を開けてパイピングも施しました。
屋上の配管は資料を集めるのが非常に困難な事がありますが
幸いにもお客様にご用意頂いた資料に屋根が映ったものがありましたので事なきを得ました。
組み立てが終れば次は塗装の工程です。
今回のご依頼はエンドウ製の車両と連結するとの事で、エンドウ製車両を色合わせのサンプルとしてお預かりしておりましたのでそちらの色味に合わせて調色しました。
本体の特徴的な水色を塗装後に屋根を塗装し配管等の細部を塗装して完成です。
室内も実物っぽく塗分けてあります。
いかがでしょうか!
全身にリベットが見えて如何にも旧型の車両って雰囲気ですよね。
製造当時は電車は珍しいもので、大型のモーターを台車枠に吊りかけて装備しており低速で騒音が凄かったそうです。
今では想像もつかない事ですが、こういった車両の存在が現在の車両に繋がっていると思うと考え深いものがあります。