・大阪府 A.S 様 ご依頼品
・カツミ 1/80 Scale ブラスキット
キハと称され愛される気動車は、現在も日本全国の非電化区画を中心に活躍しておりますが、この車輛をご存知の方はごくわずかだと思います。
この車輛は1960年代に、急勾配で均衡速度が著しく低下してしまう従来の気動車の性能を底上げすべく、エンジンや車体を最新式に開発した試作車輛です。
1966年に、同じ試作車輛のキハ90とともに開発され、千葉の房総西線(現在の内房線)長期的な性能テストを繰り広げ、本形式が優位と評価された後は試作量産にこぎつきました。(キハ90は後にキハ91と同じエンジンを搭載し、キハ91 9号機として採用されます)
一般的な通勤車輛とはまた毛色が異なりますが、気動車を語るには欠かせない存在である事は間違い無いですね。
今回はキハ91の1号機を製作しました!
キットはカツミ製で、組み立ては説明書通りに行っております。
試作車輛故なのか、顔つきが他のキハではあまりない特徴を備えています。そういった部分もしっかり作り込み再現します。
他に特徴的なのは扉の形状ですね。窓枠まわりは普段の気動車のノリ以上に細かなマスキングを要求されますので、塗装の際は慎重に塗りわけましょう。
塗装色は、同じくカツミ製のキハ91完成品に合わせ、連結しても違和感がないように色やライン位置を合わせました。
もちろん塗り分けの精度は完成品以上ですが、ディテールアップはあえて控えて完成品と自然に並べられるように配慮して製作しております。
思い入れを注ぎ込んだ特別仕様はもちろん、今回の様な完成品として販売されていない仕様を、他の完成品と並べたいというご要望も、NAGAEアートプロダクションはバッチリお応えします! ご要望ございましたら、まずはご相談下さい!